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【エッセイ】憧れのマンション

もしかしたら、実際にあるのかもしれない。
それは、「モーニングが食べられるマンション」だ。
それも毎朝である。

想像しているのは、山の上に建つマンション。
その1階は、集会場も兼ねた食堂になっている。
普通に夜の時間帯は小料理屋を営むお店で、
マンション側が管理費から負担し、
朝食を提供してもらうようにしている。

集会場からは、街を一望できる窓があり、
窓側のカウンター席が特等席である。
のんびり食べる人もいれば、
せかせかと済ませ、仕事へ向かう人もいる。
朝の色々な空気が漂うのが、また新鮮である。

コミュニケーションが不足する昨今。
交流の場にもなるかもしれない。
ただ、個人的には…ひとりでのんびりと食べたい気もする。

ネットで検索してみると、
「食事付賃貸マンション」というものは、
あるらしいのだが…自分が想像しているのとはちょっと違う。
あくまでも、朝の時間を彩るための朝食なのだ。

そんなマンションと出会える日が来るだろうか?
出会った時は…色々と考えてみようと思う。

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