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人材育成の基本は、仕事の割振り・割当て。割振り・割当を変えると組織は変わる! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 人材育成と言うと、トレーニングや教育、何を教えるのか?どう教えるのか?そんな話題が先行しがちですが、組織における人材育成の基本は、仕事の割振り(割当て)だと考えています。

 組織の目標達成&働くメンバーの働きがいを実現するために、どんな仕事をしてもらうのか(どんな仕事を割振る・割当てるのか)、とても大切なテーマです。
 これから、また将来を見据えて。どんな仕事を担ってもらうかが決まると、育成課題が明らかになり、育成方法が検討されることになります。
 何を担当するのか(期待するのか)から始まるのが原点です。

 組織を運営する上で、メンバーの育成は大切なテーマです。
 メンバーの育成も大切ですが、担当部門の成果が上がっていなければ、批判にさらされることもあります。
 成果が上がらない理由として「メンバーの育成が間に合わなかった…」と言われることもありますが、短期的に許されても、長期的には見通しを立てることが求められます。

 「期待された成果を上げること」と「メンバーを育成すること」、二つを追求することはマネジメントの永遠の課題です。
 成果と育成をイメージしながら、目の前の仕事を誰に依頼するのかを決めなければなりません。

 「ヒトがいない」「組織が機能していない」という話題が出る組織ほど、求められる行動・成果・パフォーマンスについては目標が設定されているものの、仕事の割振り・割当てに関しては十分話し合ってなかったり、決まってなかったり、権限が与えられていなかったりすることがあります。

 当たり前のことですが、最初の割振り・割当てが違っていると、ずっとボタンは掛け違ったままになります。
 割振り・割当てを変えることで、組織は変わります。
 長い期間、割振り・割当てが変わっていない組織は、組織としてパワーアップできていないのかもしれません。

 「ヒトがいない」「組織が機能していない」と嘆かれる組織であればあるほど、もう一度仕事の割振り・割当てを見直すことも必要ではないでしょうか?
 次にどんなことを担って欲しいですか?

<ヒューマナイズ通信 2023.07.05掲載 一部修正>
 https://humanize.co.jp/

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