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今年のテーマ「縁起」。縁起を重ねる中で新たな可能性が見いだされる循環に携わりたい! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 今年の弊社のテーマは「縁起」。

 縁起と言うと、仏教用語も含め様々な解釈がありますが、テーマとして掲げた縁起は「何事も相互に影響しあうことの中で存在している、影響の中で存在できることに感謝したい」という意味合いです。
 
「縁」は関連や接続を、「起」は発生や動きを意味します。
 縁があることで、何かが起こることもあります。反対に何かが起こることによって、縁ができたり、深まったりする、そういう意味では、相互に影響しあうものだと考えられます。
 縁が起につながり、起が縁につながる、その繰り返しが日常ではないでしょうか。

 ヒトにかかわる仕事を長年続けておりますが、“ヒト”が持つ可能性を引き出す方向性としては、大きく二つあると考えています。
 一つは、既に本人が自覚している長所や個性を伸ばす、持ち味を活かすこと。
 そして、もう一つは、本人がまだ気づいていない可能性を引き出すことです。
 「ジョハリの窓」で言えば、「他人は気づいているが、本人が気づいていない」領域をいかに見出すかという事になります。

 自覚されている長所を伸ばす・持ち味を発揮することは、得意なことや興味・関心が高い分野を深堀していくような作業だと言えます。
 本人の意思が伴えば、自分で伸ばすことが可能で、全てではなくともある程度自分で磨くことができる領域です。

 一方、本人が気づいていない領域を引き出すことは、当然一人ではできません。
 人と人との関係性の中=何らかの縁によって初めて可能性が生まれる領域です。

 少子高齢化による人口減少が進む社会においては、今まで以上に一人ひとりの可能性を存分に発揮してもらうことが求められます。

 長所を伸ばす・持ち味を活かすことも勿論必要ですが、これからは、まだ見えていない・開かれていない・埋もれている可能性を見出すことも益々必要になります。
 一人ではなく、組織・チームで何かに取り組むことの意味は、一人では辿り着けない(着きにくい)、新たな可能性を引き出すことにもあると言えます。

 縁の中で何かが起こり、何かが起こる中で新たな縁や豊かな縁ができあがり、そこで新たな可能性が見いだされるような循環に携わりたいです!
 今年もよろしくお願いいたします。

<ヒューマナイズ通信 2024.01.10掲載 一部修正>
 https://humanize.co.jp/

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