賢い病院・クリニック・歯科医院の見極め方
外からじゃわからない中のこと
世の中にはヤブ医者と呼ばれるように、一見よさそうに見えて実はとんでもない診療をしている医者はいる。
口コミで見て行ったのに、外観はきれいだから行ってみたのに……と情報を集めてもやはり入ってみないとわからないことがある。
そこで、初めましての病院・クリニック・歯科医院に入った時に、良い医者なのか見極めるポイントを経験上からまとめてみた。
その1:それって納得のいく説明?
たいてい話をし始めると向こうから質問を返してくる。
その時、「年も年だしね」と年齢だけのせいにされたら、少し立ち止まってほしい。病気の原因は1つだけとは言い切れないからだ。
病気によっては年齢が上がるごとに病気になりやすいリスクが高くなることもあるらしいが、年齢だけが問題で病気になるわけではなかろう。
ただ、たばこやお酒はそれだけでも病気の原因になり得るから例外であるが。
また、質問に対して誠実に答えてくれるかも大事だ。
誠実さが現れるのは、その病気の伝え方だ。
わたしたちがきいたことにストレートに直球を返してくれるところ、つまり説明をしてくれた方がいいこともある。
けれども、ちょっと耳を遠ざけたくなることはやんわりとカーブを描くような説明をしてくれるところがいい。
そんな配慮が自分にとって心地いいところは、きっと自分に合うクリニック化もしれない。
その2:スタッフ同士のやり取りを見せないようにしているか
スタッフ同士のやり取りにはポイントがつある。
1つは、どんな口調(How)で話しているかだ。
「~だよね」なのか、「~ですね」なのか。
敬語でも言い方がきついのか、やわらかいのか。
患者の前ではいい顔をしていても、スタッフ同士になると急に声色が変わるのは要注意だ。
2つ目は、どこ(Where)で話しているかだ。特に気を付けたいのは、わたしたちがいる目の前で、スタッフがスタッフを叱っている場合だ。
スタッフ同士のやり取りは、患者の見えないところで行うのが真のスペシャリスト。
特に、叱らなくてはいけない時に、人の目にさらさない配慮を行えるところは、わたしたちへの配慮も期待できる。
前に行ったクリニックでは、患者の前で叱らなくてもいいことを叱っていた。
ちょうど中年のスタッフにお金を支払った後、予約をとるため、中年スタッフと話していたその最中。
急に同じ受付で作業していた新人とみられるスタッフに「さっきその書類出しておけっていったでしょ!何回いったら分かるの?!」と叱ってから、また私との話を再開した。
私という患者の前で叱られてバツの悪そうな新人スタッフを見ていると、なんだか見てはいけない光景を強制的に見せつけられた気分になって、帰りはなんだか気分が重かった。
患者の前で叱る。
わたしたち患者の気分が悪くなるだけじゃなくて、叱られたスタッフへの思いやりに欠ける。スタッフを大事にできないと、わたしたち患者にだって大事にできないよね?と思う。
その3:待たされ中の一言
診察待ち、検査待ち、会計待ち。待っている時によくある一言がある。
「お待たせしていて申し訳ございません。もう少しでお呼びしますのでしばらくお待ちください。」
待たされる前に、ちょっと時間がかかりそうだということを伝えてくれていたら、とても親切に聞こえる。
待ちくたびれた頃やっとのことで話しかけてきた言葉がこれなら、落胆する。
その違いは、時間管理ができていて、患者の様子を把握しているところから生まれているように思える。わたしたちの飽きの来ないタイミングに一言断るクリニックは、それだけ患者の様子を把握しているから、管理能力が高いのではないか。
まとめ
わたしたちに合うクリニックを探すには、クリニックの人間関係をよく観察するのが一番。
そして、わたしたちにどんな言葉をかけてくれるかを紐解く。
さあ、自分に合うクリニックを探しに行こう。
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