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「白き幻想 夢」 本多裕樹 詩

「白き幻想 夢」


みせをまわり、足みせて

かがやく白くはだのいろ

心いろにいろどりて

おかすもなにもあらずしや

どうでもよくてよくなくて

おってみめを見せたまえ

お前の後ろは美しき

思いでむさぼり食べもしたい

風の知らせで店のそば

お前はどこかに行ったらしい

みかおを我は見せおおせず

幻の中でお前を想い見る

白き肌の輝きに

夢の広がるよのすべて

世の終わりもまたこよう

その時には抱きしめ

この世界を逃れもしよう

夢だけが我の静寂の家

彼方の世界へいけもしよう

とっくにあの世に行っていて

お前の夢を追いかけて

そこに永遠に消えない幻を

ずっと想いに刻まれたのだった


2022年6月22日

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