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2019年3月の記事一覧
義体不幸鳥急行殺人事件Ⅱ
つづきです。やっつけです。まだつづきます。
「だからオルルルルルルルェはやっていないよ!チェックインを終えたらすぐに街へ観光しにいったの!!助手のチベスナちゃんを連れてね!あの子も言ってたろう!!trust me!!」
ベレー帽を被り、四分の一を覆う仮面を着けた女は喚き立てる。サングラスをかけた長髪の警官は腕を組み、長く息を吐きながら背もたれへ寄り掛かった。
「トラスト・ミーはとっくに意味をな
義体不幸鳥急行殺人事件Ⅲ
つづきでーす ある人物登場!
チベスナは手洗いに消えたまま帰ってこない不幸鳥を探していた。手洗い入り口に立て掛けられていた、不幸鳥愛用の大筆を握り。個室の中には誰もいないようだったし、その周辺をくまなく探した。どこに行ったというのだろう。チベスナは、路地裏に不思議なものを見た。一言で言えば、空間のねじれのようなものがそこに浮かんでいた。それは白とピンクに渦巻き、発光していた。チベスナは思わずそれ
義体不幸鳥急行殺人事件Ⅳ
つづきでーす 明らかにされる真実──!
チベスナは呆然としていた。センセイが死んだ?容疑者にされただけでなく、誰かに殺された……?わけがわからない。悪意だ、なにかの悪意しか感じられない。どくどく庵女将は、そんなチベスナに何も言葉を掛けられなかった。するとある人影がチベスナへ向かっていった。若女将は止めようとした。
「大変なことになりましたわね。どうか気を落とされないで?」
駄目仙人だった。チベ