- 運営しているクリエイター
記事一覧
カリスマ恋愛相談所と謎の食リポ
俺の名は待下透。恋愛相談、人生相談を生業としているハンサムガイ。恋愛のカリスマってやつさ。俺は相当経験豊富だ。本当だぜ。そんな俺のノウハウを迷える子羊たちに教え、アドバイスし、導いてきている。今まで培ってきた経験を世のため人のために使うことこそが、この恋愛のカリスマたる俺に課された使命だと考えているからだ。もちろん、カリスマであるこの俺でも手に終えない相談も時にはある。だが俺は言っていない。この
もっとみる爆走業火車ヤシオ・カーマイン
「アンジェラ」の番外編です。時系列も本編とは異なるものとなっています。
「ところで、ヤシオさんと天使ってどういう知り合い?」
突然現れた自称獄卒の女装コスプレイヤー(?)ヤシオさんについて、まだ知らないことが多すぎる。何故そんな派手な女装なのか。見てると普通に似合ってる気がしてくるのは何なのか。むしろこの人が着ているとかっこいいまである。
「仕事で何度か交流があるのですよ」
「そうそう。閻魔さ
Accel Viper
創作です
ブラックマンバ、という蛇を知っているだろうか。世界最強の毒蛇と言われる蛇である。その所以とは何か。それは最速、毒の即効性、毒の保有量によるところが大きい。で、それがなんなんだと言うと、私もなんなんだろうとしか思えない。私の上司は、私を呼び出すと唐突にこの話を始めた。なんだろう。この毒蛇が出るような危険地域に出向け、とかそういう話なのだろうか。疑問を口に出すと、上司は安直だと笑った。や
Lusie Candee
ぼんやりしている。
どうにもスイッチが入らない。頭が重い。よく回らない。目の前には作業せねばと立ち上げたパソコンのディスプレイはホーム画面のまま止まっている。やる気が出ないのである。……仕方あるまい。ここはあれしかない。私はデスクの引き出しを開き、小さな箱を引っ張り出すと席を立ちその場をあとにした。上司がなにか言いたげな目でこちらを見ていたが、知らない。一先ず外の空気を吸いたい。サボり?そうとも
義体不幸鳥急行殺人事件
義体殺人事件をぼくも書きたかった。想像で書いてるキャラがほとんどなのでいろいろふあんです。
「ンフフ……旅行、列車、密室、殺人事件……ンフ、人死にの匂いだ」
車窓に映る女の顔は、何がおかしいのか楽しげに歪む。その指先もリズミカルに手すりの上を跳ねている。先程からの女の様子を見ている、向かいに座した少女は眉をひそめた。
「なんか、本当に起こってほしいみたいじゃないですか…殺人事件」
「まさか。そ
義体不幸鳥急行殺人事件Ⅱ
つづきです。やっつけです。まだつづきます。
「だからオルルルルルルルェはやっていないよ!チェックインを終えたらすぐに街へ観光しにいったの!!助手のチベスナちゃんを連れてね!あの子も言ってたろう!!trust me!!」
ベレー帽を被り、四分の一を覆う仮面を着けた女は喚き立てる。サングラスをかけた長髪の警官は腕を組み、長く息を吐きながら背もたれへ寄り掛かった。
「トラスト・ミーはとっくに意味をな