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意欲を引き出す声かけ【デイサービス】

ご利用者様へどのようなことに気を付けて声かけをおこなったら良いのだろう?
こんな疑問をお持ちではないですか?

ご利用者に対しては、丁寧な言葉使いで話しかけることが基本です。
しかし、他にも気をつけるポイントがいくつかありますので、ご紹介致します。

◆ご利用者の意思を引き出す


ご利用者の活動を促す声かけとして、よく「○○してください」などと言う場面が見られますが、自立支援で考えれば、ご利用者の意思を引き出し、自己決定を促すような声かけをすることが大切です。 例えば、「○○されますか?」「○○してくださいますか?」などと伝えると、丁寧に聞こえるだけではなく、ご利用者の意思を尊重していることが伝わり、 よりよいケアにつながります。

例)
×洗濯物を畳んでください
◯すみませんが、洗濯物を畳むのを手伝っていただけませんか

×こちらに名前を書いて下さい
◯こちらに名前を書いていただけますか

×お風呂に入りますよ
◯お風呂に入りませんか


◆ルールを守ることに固執しない


様々な場面で順番などのルールを間違える方もいらっしゃいますが、認知症の影響もあり、ルールや決まりの理解し難くなっている場合も多くあります。
間違えた時には、間違えたことをあからさまにするのではなく、周りとの関係性が維持できるようにフォローする声かけを行うとより良いケアに繋がります。


◆専門用語は使わない


ご利用者·ご家族にサービス内容などについて説明するときは、専門用語ではなく、ご利用者·ご家族に伝わりやすい言葉を使うように心掛けましょう。

例)
×嚥下機能向上を目的とした機能訓練を行いましょう
◯食べ物を飲み込みやすくする体操をしましょう

×バイタルは安定しているようです
◯血圧は普段と大きな変わりありません

×肩の可動域を改善しましょう
◯肩を動かしやすくしましょう


◆誰が聞いても丁寧だと感じるように


最後に、ご利用者様とは友達でも家族でもなく、支援関係であることを念頭におき、『この声かけは支援者として相応しいのか』という観点で振り返ってみましょう。


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