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不登校になった頃のはなし 1

中学一年生の梅雨の時期だった。

学校にも慣れはじめ
クラブも決まり

これから中学生活が始まるって時

僕の体に変化が現れた

その頃の記憶は曖昧だ


それは突然やってきた



授業中に黒板に向かって先生の話を聞いている時
急に言いようのない不安が僕を襲ってきた
体が熱くなり目の前が白く

この教室にいたくない。

いられない。

どうにかなってしまう

心臓の鼓動がはやくなり

どうしたらいいかわからなく

少しパニックになっていると

トイレに行きたくなった。


黒板を見ても頭に入らず

ノートにも書くことがすらできない。

意識を保っているのがやっと

もう、どうにもならず

手を上げてトイレに行った。

トイレは間に合った。



先生に「すいませんでした。」と
教室に戻った。

するとまた不安が襲ってきた。

また同じようになったらどうしよう。

思えば思うほど

考えれば考えるほど

心臓の音が大きく鼓動が速くなる。

今までにない感覚で、とても怖かった

しかし、それは次の授業も続いた。


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