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#16 自分が自分であるということ

「ポジティブ」「前向き」「自信がある」

上記の言葉が当てはまる人は、いかにも、優秀でみんなから求められる存在だ。というような雰囲気がありますが、本当にそうなのでしょうか。

やたらと、自分に自信をもて、と言いますが、じゃあ自信って何なのでしょうか?自信って、どうやってつけるんですか?

「ポジティブ」とか「自信」って言葉が、それ自身が持つ意味以上にキラキラした存在になっているような気がするのです。

きっと、ポジティブになれ、自信をもて、っていう言葉をかけるのは、1人でも多くの人が、この世の中で生きやすくなるように、という願いがあってのことだと思います。

しかし、色んな性格・考え方の人がいるからこそ、この世は成り立っているわけです。この多様性を保ったまま、みんなが生きやすくなる世界にすることは出来ないのでしょうか。

「自信をもつ」というのは、様々なことを経験して、知識を得て、自分なりに考えて、色んな過程を経て得られる結果であって、「自信をもつ」ことを突然目指しても、上手くいかないと私は思います。

私は、もともと自分のこと大嫌い人間だったので、「藤花ちゃんっぽいね」とか言われるのが嫌すぎて、自分以外の誰かになりたいと思っていました笑

今も、自信満々かと言われれば、そんなこともないですし、心配性でネガティブで、物事が全然進まないこともあります。

だけど、ここ数年ですごく生きやすくなりました。なぜかと言えば、たぶん、自分が自分であることを受け入れられるようになったからです。

何が理由で、原因で、受け入れられたのかは正直分かりません。ただ、自分の見えている世界だけが全てじゃないって知ったことが大きかったのかもな、と今になって思います。

「自分のことを受け入れる」って、自分ってこういう性格だな、とか、こういう特徴があるなって、自分自身のことを沢山知って、今まで当たり前に思っていた考え方や習慣を、自分に合うようにカスタマイズしていくことだと考えています。

ゲームのキャラクターみたいに、持久力が強いけどスピードが弱いとか、スピードは速いけどパワーは弱いとか、色んな人がいていいんだよ!!って、声を大にして言いたい。

自信はなくても、ポジティブじゃなくても、自分が自分であることを受け入れることが出来たら、少しは生きやすくなるのではないでしょうか

私は、自分がアスペルガーってことを知っていたのもあって、自分自身について考える時間が人よりも多かった気がします。別に、アスペルガーじゃなくても、自分自身についてちゃんと考えるっていうのは、誰にとってもとても大事な時間だと思います。

なんか恥ずかしいような気もするし、目をそらしてしまいがちだけれど、自分自身について沢山考えてみて、みんながもっと、自分のことを大切にできたらいいな、と思っています。

おわり


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