kiki2

等身大の自分を発信していきたいです。よろしくお願いします。

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最近の記事

トモダチ

ようやく眠れたと思ったら、枕元での振動が私を起こした。暗闇での光は、目と頭を刺激してせっかくの眠気を吹き飛ばす。画面に映し出されたのは、               同窓会のお知らせ という文字たちだった。 同、窓、会。その3文字から目が離せなくなる。それにしてもこんな時間にメッセージを送るのが許されるのは、中学の同級生という、言うなれば身内に近い存在だからだと思う。とはいえ、あまり常識的ではないし、健全な時間帯とはいえない。 25歳。 働き始めて数年が経ち、それなり

    • 『つめたいよるに』収録、デュークを読んで

      江國香織さん、『つめたいよるに』に収録されている、デュークという短編の感想を述べてみたいと思います。この作品は、高校時代に現代文の授業で読んで以来、心の本棚にずっと大事にしまってあるもので、ふとした拍子に読みたくなって、この本を手に取りました。 「私」は、死んでしまったデューク(飼っていた犬)が好きだったもの、彼を彷彿とさせる場所を、電車で出会った少年と巡って一日を過ごす。デュークにところどころ似ている少年は、彼を失った「私」の寂しさを紛らわす存在。 何も語らない、感情や思

      • 単純な旋律のはずなのに弾けない。楽譜を見ながら弾いているのに、指が正しい鍵盤の位置に動いてくれない。練習をしばらくサボったから。 リアルだった。今でも伴奏している自分が夢に出てくるなんて、笑える。伴奏を担当する、その度胸を、何でもできて怖いもの知らずだった遠い日の自分が羨ましい。

        • 浦学

          11年前から毎年、高校野球を応援している。中でも贔屓にしているのが浦和学院だ。2013年のセンバツ優勝もリアルタイムで観ていた。打って打って、打ちまくる打撃スタイルがかっこいい。その年の夏の甲子園、大会3日目、8.10.第4試合もテレビの前で観ていた。開始は4時35分前後の遅い時刻。忘れはしない、大乱丁、1回6失点。その後、味方が3回に大量得点し逆転するも、6回に追いつかれる。そして9回2アウトでピッチャー交代。変わった2番手ピッチャーが打たれてサヨナラ、10−11。試合終了

        トモダチ

        • 『つめたいよるに』収録、デュークを読んで

        • 単純な旋律のはずなのに弾けない。楽譜を見ながら弾いているのに、指が正しい鍵盤の位置に動いてくれない。練習をしばらくサボったから。 リアルだった。今でも伴奏している自分が夢に出てくるなんて、笑える。伴奏を担当する、その度胸を、何でもできて怖いもの知らずだった遠い日の自分が羨ましい。

          衝動

          煌めいて見えてしまった。 どんな誘惑よりも甘く、魅力的なものに思えてしまった。 生きていたいという思いを、生きていたくないという思いが追い越していたのがいつだったかなんて覚えていない。 でも、生きていたくなくて、海で溺れているかのようにどうしようもなく息ができなくなって、繰り返される苦しみから解放されたいとばかり願うようになった。糸を指で丸めたくらい小さかったその思いは、不可逆的に存在感を増していて、いつしかどうやっても無視できないほどの大きさに膨れ上がっていた。 ぎり

          何者かになりたいという友人を見ていて

          何者かになりたい。 そう願う若者は多い。 でも現実は残酷で、その大部分が彼らの意に反して、結局何者にもなれない人生を送ることになる。 *** 私には、何者かになろうともがいている友人がいる。その子の定義する何者とは、作家やアーティストのように自己表現をして、自分の名前で生きれている人らしい。 その子のことを見ていると、かつての自分を見ているようで苦しい。私は無邪気に自分の可能性を信じて止まない友人を冷めた目で見てしまう。凡人止まりかもしれないのに、才能のある人たちと

          何者かになりたいという友人を見ていて

          何のために

          数年前の今頃は、予備校の夏期講習の授業を受けていた。浪人していたあの頃は第一志望の大学に合格するという大きな夢を持っていた。 何かに熱くなって、夢を追いかけている人が羨ましい。かつての自分もその1人だったけれど。 私は将来の選択肢を広げるために勉強してきたのだけど、いざ社会に出るってなった時に、夢とか目標がぱったりなくなってしまった。私は一体何のために勉強してきたのだろう。 いや、甘いとは思うのだが自分にしかできない仕事がしたいという思いはあるのだけれど、現実にある仕事

          何のために

          私が約10年間応援している高校の試合があった。その高校は強豪校で、私には特に何のゆかりもないけれど、野球のカラーが好きで応援し続けている。選手たちの一振り一振りを見ていると、これまでどれだけバットを振ってきたのか努力の跡が透けて見えてきて感慨深くなる。今年は甲子園に行ってほしい。

          私が約10年間応援している高校の試合があった。その高校は強豪校で、私には特に何のゆかりもないけれど、野球のカラーが好きで応援し続けている。選手たちの一振り一振りを見ていると、これまでどれだけバットを振ってきたのか努力の跡が透けて見えてきて感慨深くなる。今年は甲子園に行ってほしい。

          片想い。

          生徒会に立候補する彼の応援役に、松重は自ら名乗りを挙げた。その前から何となく噂では聞いていたけど、その瞬間やっぱりそうだったんだと確信した。 松重と岡山くんは両思い。 正直、嘘であってほしいと思った。しかも、私たちは出会ってまだ2ヶ月も経っていないというのに。私のこの思いだけが置いてきぼりになって、消化不良になってしまう。 *** 「スピッツって何でこんなに切ないんだろう。ほんと泣けるよね」 お昼の放送で、スピッツのチェリーが流れ出すと松重はそう言った。お弁当を食べ

          片想い。

          スピッツの世界のような恋をしたい。

          私は3回、男の人に恋したことがある。だけどそのどれもが、悲しいかな成就はしていない。 多いか少ないかでいえば、少ない方ではないだろうか。いや、23で3回は普通なのだろうか?人並みくらいかもしれない。 私は最近、スピッツの世界の恋愛に憧れている。その世界は、「君と僕の世界」である。それは、「誰も触れない2人だけの国」であるように、2人しかいない閉鎖的な空間である。恋人だけを信頼する世界線。君以外他に誰もいらないという思い。主人公の君と僕は、恋に生かされている。恋人だけがこの

          スピッツの世界のような恋をしたい。

          どれだけ背伸びしても、結局自分は自分でしかない。どれだけ頑張っても、自分の能力以上は発揮できない。いい意味で自分に期待しすぎず、諦めた方が楽なのかもしれない。

          どれだけ背伸びしても、結局自分は自分でしかない。どれだけ頑張っても、自分の能力以上は発揮できない。いい意味で自分に期待しすぎず、諦めた方が楽なのかもしれない。

          後悔

          語学ばかりやってきたから、文章作成能力とか、思考力とかが身になってない。今卒論やってて、切れ味鋭い文章を書きたいのに全然書けなくて、書けているのは、もわっとした文章だけ。文章自体のレベルも高くないし、何書いたらいいかよくわからないし、もっと考察する系の授業をたくさんとっておけば良かったなって今さら後悔している。論理とかよりも感覚を頼りにいくタイプだから論文とか本当は向いていないのだと思う。時間は過ぎていくけど、わからなすぎる。

          レベルの高くて、鋭い文章を書きたいのに、ぼやっとした文章しか書けないのがもどかしい。それは思考力からくるものだと思うから、今すぐにでもそれを高めたい。

          レベルの高くて、鋭い文章を書きたいのに、ぼやっとした文章しか書けないのがもどかしい。それは思考力からくるものだと思うから、今すぐにでもそれを高めたい。

          もう、ここまでかもしれない。何にも興味の持てることがなくて、卒論のテーマすら決められなくて、しんどい。かといって今やってるテーマで続けるのもしんどすぎる。もう3ヶ月テーマをずっーと探してるのに見つからない。もし仮にテーマがあったとしても、もう後がないプレッシャーがある。つらい。

          もう、ここまでかもしれない。何にも興味の持てることがなくて、卒論のテーマすら決められなくて、しんどい。かといって今やってるテーマで続けるのもしんどすぎる。もう3ヶ月テーマをずっーと探してるのに見つからない。もし仮にテーマがあったとしても、もう後がないプレッシャーがある。つらい。

          ひとりごと

          この時期だけど、卒論のテーマを変えたい。 多分今こう思ってしまっているということは、これからも何度もこういう風に思うということだろうと思う。 参考文献ほぼないから、手探りでやっていかなくてはならない。それが正しいのか、間違っているのか分からないし、分析がどうしても自分の力では浅はかになってしまうのが気になる。 ただ、代わりのテーマがすぐに見つかればいいんだけど、それが見つからないからとても困っている。テーマ選びって本当に難しい。今まで語学と、"広く浅く"しか色んなものに

          ひとりごと

          既につらい

          卒論すでにつらい。 選んでしまったのが、興味のないテーマだった。むしろ苦痛ですらあるかもしれない。最初からもともと興味があった訳ではないけど、実際蓋を開けてみたらもっと興味をなくしてしまった。 かと言って代替案もない。これだ!と思えるテーマがない。卒論のテーマにも理想を追い求めすぎているのかもしれないけど。 今まで与えられたものだけを消費して、自分から何かをすることがなかったツケがまわってきてることを痛感する。 このまま闇の中を長い間走り続けていかないのかと思うと、悲

          既につらい