見出し画像

スターバックスの環境配慮型店舗「Greener Stores」日本1号店 皇居外苑にオープン

スターバックスによる環境に配慮した店舗「Greener Stores」の日本1号店が皇居外苑の和田倉噴水公園内にオープンした。スターバックスが「WWF(世界自然保護基金)」と策定した国際認証「Greener Stores Framework」を取得した初めての店舗となる。

同店は、スターバックスが掲げるコミットメントである「2030年までにCO2排出量、水使用量、廃棄物量の50%削減」の達成に向けて、環境負荷の低い店舗展開を進めるための試金石「サスティナビリティ ハブ」と位置付け、
検証、利用者の声を反映した店舗作りを目指す。

12月のオープンに際しては、廃棄物削減の実証実験に軸を置き、ドリンク提供は再利用可能なカップを推奨。保温・保冷性に優れたステンレス製カップのレンタルサービス「Re&Go」を含め、さまざまな選択肢を増やすことで使い捨てカップの約75%削減を目指す。

アップサイクルアートやリサイクルガラス、和紙を使った店舗デザインにも環境負荷低減の試みが散りばめられている。天井部や客室エリアのアートは廃棄されてしまうキャンバスや糸、魚網を再利用。天井から下がる照明は、リサイクルガラスや和紙を用いた、ハンドクラフト感のある温かみを演出している。

Photo by スターバックスコーヒージャパン株式会社

店内家具は、国産木材を100%使用し、古くなっても修理しながら長く使い続けることに重きを置いている。タイル床には、コーヒーの豆かすを練り込み、CO2を固定化。間伐材を使った什器も店内に導入している。

また出店工事の際に出た廃棄物の約85%を、鉄や紙の原材料としてマテリアルリサイクルに回し、残る約15%をバイオマス燃料などにサーマルリサイクルした。

スターバックスの独特の店内のコーヒーの香りと「Greener Stores」のサスティナブルな調和は、ユーザーに環境の大切さ・持続可能な生活とは何かを訴えかけることだろう。


                ※2021年12月22日時点


                   出典   ELEMINIST
     出典 スターバックス 皇居外苑和田倉噴水公園店HP

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?