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18日目スペイン・ポルトガル 3,000kmのロードトリップ スペインベテラン撮影コーディネーターのぶらり旅

18日目
今日も猛暑の予報。まずビゴに家族を迎えに行って、港からフェリーカンガスまて行く予定。船着場横のショッピングセンターに車を停める。買物をしなくても1時間は無料。切符売場には多少列ができていたがすぐに買えた。一人片道2,45€。TMGカードという公共交通機関カードを持っていると1,52€。280人乗れる船は広々としている。屋外の席で景色を楽しむ事を友人から薦められていたので、早速上に行く。40分で対岸に渡る。ちょっとした旅気分が味わえるのでおすすめ。

フェリーから見たビゴ

カンガスでは今日屋外市場と、伝統工芸展が開かれている。屋外市場はスペイン中で日替わりで開催され、通常衣料、雑貨、野菜果物、諸々の食品、植木等が販売される。規模は大小様々だが、カンカスにはざっと80店舗は来ていた。

野菜の苗の店

常設の市場をざっと見る。魚屋の数が多い。売り手はほとんどが女性。スーパーでもどこでもカツオを多く見かける。輪切りにした身と、トロやかまの部分が切り分けて売られる。しかし家庭でたくさん食べるからか、今までレストランのメニューには見かけていない。食べてみたいものだ。

屋外市場でこの辺り名産牛のテティージャチーズ1つを息子達と半分ずつするように買う。彼らはお土産にサラミと赤ワインを2本私は白を一本買う。ワインも腸詰もこの親子が作ったもの。生産者の顔が見える食品は愛情が感じられる。

腸詰の店

しばらく街をぶらぶらして、カフェで休憩。日陰の席では海が近いけどサラッとした風が心地よい。チビが公園に行く間、私は伝統工芸のブースを覗く。アクセサリーが多かった。

カンガス

またフェリーに乗ってビゴでタコを食べようと目的の店をGPSに入れたら今日は休業だという。残念。Bouzaという地域が庶民的でおいしいものがあると息子が聞いたので私が運転して向かう間に彼が検索。たこがおいしい所を1軒見つけた。調度出た車があり、難なく無料路駐。taperia La diezは老夫婦のやっている20席ぐらいの店。好い匂い。たこ、イワシのフライ、モンゴウイカのフライに....と言うと、ご主人がこれで充分だという。ポルトガルでもこの辺りでも確かに一人前の量が多い。二人でやっているから全てがのんびりだけど、それもこの店の味わいだと思う。イワシは小ぶりで丸ごと揚げたもの。マラガとは全く違う食べ方。皮がとてもカリッと揚がっている。たこは柔らかく上手に茹であげ、粗塩と、パプリカはご主人が聞きに来てくれて、チビが食べるので辛くないのをお願いする。モンゴウイカは丸ごと揚げたのが約4はい。確かに充分な量。新鮮で柔らかく味は濃い。飲み物込みで45€。満足。

ゆでダコはガリシア名物

外は暑い。この街は今日まで祭で、屋台がたくさん並んでいるが、夕方からなので今はシーンとしている。私たちは一度宿に戻りシエスタ。

5時すぎに準備をして出発。パラソルが無いので先日行って日陰があったプンタ海岸に行ってみたが、なんとすごい満ち潮でビーチは全て水の中。その上たくさん人がいるので諦めて友人お勧めのバオ海岸へ向かう。ランチを食べたボウサ地区は既に祭りで通行止めなので、遠回りして到着。ここはビゴ市民の海岸で、市バスでも気軽に来られるのでティーンエージャーが多い。今スペイン中オーバーツーリズムが問題になっているが、ビゴや北ポルトガルでは圧倒的に地元や国内の休暇の人が多く、ホッとすると息子が言う。マドリッドもマラガもどこでも一日中驚くほどの観光客人がいるので問題になってきて、デモなどが行われている。観光はスペインの一大産業。どうコントロールしていくのだろう。

浅瀬で話し込む人達が多い

海岸の所に大きな駐車場があり、また一台空きがあって直ぐに停められる。ビーチはすごい人。それでも大きな敷物を広げられる場所はすぐに見つかり、早速水に入る。ちびは大はしゃぎ。本当に海が好きだ。水は冷たいが外気が熱いので心地よい。しかし慣れてくると冷たすぎるのであまり遠くまでは泳いでいけない。お隣の日陰に入らせてもらいながら2時間半位で帰宅。今日も充実した一日だった。


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