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そしてマメルリハも叱られた話

前回我が家のマメルリハ・シャルが、鳥嫌いの同居人である私を叱った話を書いた。今回はシャルの方が叱られた話である。その話をするにあたり、最近までブームだったシャルの遊びの説明が必要になる。以下記事でまとめたが、今年の春先から約3ヶ月ほど、シャルは麻の実を入れていたケースをつつき回して蓋を開ける遊びがお気に入りだった。

この蓋を開ける遊びのブームが終わり、母は抜いておいた麻の実をまたそのケースに入れていた。麻の実はシャルの大好物だが、脂肪分が高くあまり与えすぎてはいけない餌である。でも以下記事の画像のように鳥籠の脇に置いていたけれど、ブームが過ぎたのでシャルはこのケースに興味を示さなかった。

ところが2022年8月1日。
母は友人と電話、私はシャルの鳥籠の近くにあるパソコンに向かっていた。そしてシャルは鳥籠脇で静かにくつろいでいた。すると急にクピピ💕という鳴き声が聞こえてきた。

クピピ💕だと????!!!!
パソコンに向かっていた私の警戒レベルが急上昇した。
その鳴き声がすると同時に、私の視界の端ギリギリ入っていたシャルが脇をひゅっと上げたのも捉えていた。

なぜなら、クピピ💕はシャルがすごく嬉しい時にしか出さない鳴き声で、ここ数年めったな事では出さなかった鳴き声だからだ。シャルは成長するにつれて、気位が高いのかきまりが悪いのか、喜びの感情を私たちの前で露わにしない。

脇をひゅっと上げるのも同様にとても嬉しい時のしぐさである。一羽で静かに過ごしていたのに、喜びが隠せないような事態にシャルがなっているのはただ事ではない。

立ち上がってシャルを見に行った私は思わず、「シャルー!!!」と母が電話中なのを忘れて大声を出してしまった。シャルは、麻の実が入ったケースを開けており、中にあったたくさんの麻の実を食べ放題の状態にしていた。

シャルをすぐその場から引き離して鳥籠に入れて状況を確認すると、麻の実をいくつも食べ散らかしていた。

シャルが蓋を開けて麻の実をばらまいても私が気付かなかった理由もわかった。それは、鳥籠の脇にあるシャルが噛んで遊ぶ布の上に麻の実は転がっており、しかもそこは鳥籠を乗せているお盆の上でもあったので、硬いお盆や畳には撒き散らされず、一切音がしなかったのだ。

そして私が気づいた時には、殻の数から察するに、麻の実を10粒程度食べてしまっていた。しかも途中でお腹いっぱいになったらしく、麻の実を割る事自体が楽しくなり、つい嬉しい声を出してしまって、私に気づかれたのだ。

割る事自体を楽しんでいた、と私が判断できたのは、5粒分以上の中身が露出した麻の実が転がっており、その分の麻の実の殻もあったからだ。割られていない麻の実を私は一粒ずつ拾ってケースに戻した。

その後電話を終えた母に事の顛末を説明すると、さすがに珍しく母もシャルに怒った。いくら何でも食べすぎだからだ。鳥用アスレチックの餌もそれで一時撤去された。

母が言うには、この日の午前中、ブームが過ぎたとは言え、念のためシャルが蓋を開けないようにきつく締め直していた矢先だったらしい。

上記で書いたが、もうシャルは体重がすぐ減るマメルリハではないので、麻の実は少しずつ減らしている最中だった。急にたくさん食べてしまったので、少し心配だったが今のところ大事はないようだ。

この日、私も母も思わず「シャルー!!」と声を荒げてしまったが、そういえばインコは叱っても「かまってもらえた」と認識してしまうので、イケない事を教える時は「無視」しないといけなかったはず。でもびっくりしてしまって誤った反応をしてしまった。

さらに言うとやっぱり最終的には飼い主というか、面倒をみている人間の管理不行き届きだろう。シャルは「フォージング(餌を探す行動)」をしただけとも言える。麻の実はシャルが開けられないケースに移された。

シャルの真の飼い主である弟に知られるとまずい。気をつけなくては。

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