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You Can Fly! You Can Fly! You Can Fly! Vol.2

前回、人間の度重なる不注意にもかかわらず、外に飛び出さずむしろ積極的に避難行動をとる我が家のマメルリハ・シャルについて書いた。

再度言うが、

飼っている鳥を愛する皆さまは
決してこのような不注意なことを
してはいけません。

お母さんは大丈夫だけど

シャルは成長すると、窓から離れるべきか自分で判断するようになった。例えば、母がベランダを出入りする分には危険ではないとシャルは思うらしく、鳥籠には帰らない。

母の方が危ないから、と指に乗せようとするがシャルは頑として指に乗らない。「大丈夫だもん」とでも言いたげに鳥用アスレチック内から反抗的な目で母を見上げ返す。そして本当に鳥用アスレチックのプラスチックのかごの中で特に安全な場所に自分で移動する。

本当は良くないことだが、このような時にシャルが譲らないので、母はシャルを気にしつつそのままベランダに出る。シャルもシャルでそんな母の様子をしっかり見ていて安全を確認している。シャルに外へ飛び出す、逃げ出すという発想はまるでないらしい。

でも風が強い日などは、室内とはいえ窓際は危ない。シャルが「大丈夫だもん!」と頑張ってもそうはいかない。そんな時に私がその場にいれば、シャルの目の前で私が外に出ようとしているフリをして見せる。すると、フリだけでシャルはさっと鳥籠に帰ろうとする。指を出せばスッと乗っておとなしく鳥籠に帰る。母は大丈夫だけど、私は大丈夫じゃないそうだ。

少し前の以下記事で、私が洗濯物を外に出すためにシャルが鳥籠に戻るところは、実は私に対するシャルの信用がないからなのだ。鳥嫌いの悪意にも敏感で優秀なマメルリハである。

ちなみに私が洗濯物を全部出し損ねたせいで、2回も鳥籠に帰らされたシャルの反応については、以下記事にて書いたことがある。

最近の危機

2022年6月2日。夕方私が洗濯物を取り込んでいたら、シャルの鳥籠の扉が開いていた。その状態はシャルが籠外活動中であることを意味する。性懲りもなくまた誤って窓を開けてしまった(いくら鳥嫌いでも他意はない)。

シャルはすぐ気配を消してしまうので、慌ててシャルの現在地を確認しようとしたら、鳥用アスレチックや最近お気に入りの場所(鳥籠の脇・扇風機の上)にもいない。

そもそも私たち人間が気を付けなくてはいけないのだが、例によって一羽だけで遊びに没頭しているシャルが気配を消してしまい、つい人間たちはシャルが籠外活動中なのを忘れてしまう。

結局鳥籠の脇で、風で身体が持って行かれない場所にシャルは小さくなって避難していた。本当に悪いと思っているから、どうか弟(シャルの最愛の人間のぱぱ)には告げ口しないでほしい。

察しが良すぎる?危機管理能力?

また今年6月の別の日。夕方に母が「そろそろ取り込まなきゃ」と思ってシャルの鳥用アスレチックそばの窓の外に干してある洗濯物の方を見やった。すると、その時いつものように鳥用アスレチックで籠外活動中だったシャルが、急に自分の鳥籠へ飛んで行った。

母がどうしたのか、と思いシャルのそばに行くと鳥籠を閉めてもらうつもりで待機をしている。「帰ればいいんでしょ?」と目で言っていた。察しが良すぎてもはや母はムカついたそうだ。マメルリハに行動を見透かされている感じで。お利口さんなマメルリハだね、と普通なら言ってもらえそうな場面なのだが、三国志演義の楊修みたいなムカつかれ方(第七十二回より)をしてしまった。


一度だけ何かのSNSかブログか忘れたが、マメルリハを飼っている方が「たぶんマメルリハは外に飛んで行ったりしないと思う」と書いていらっしゃるのを見かけたことがある。どうしてなのか具体的には書いてなかったが、シャルを見て来た今となっては、よく言えばこの察しの良さなのかな、と思う。

でもやっぱり過信はいけない。鳥の同居人として窓の開閉にはこれからも気を付けたい(既にやらかしているけれど)。

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