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マメルリハと2泊3日のお留守番②~動物病院へ

前回以下記事で我が家のマメルリハ・シャルが、初めて放鳥なし&家族とのコミュニケーションもなしの留守番をすることになった経緯を書いた。

シャルの留守番開始当日、遠方の引越し先に内見に向かうべく稲生家の人間たち(私と母)は普段より2時間早く起きた。出発前に我が家のマメルリハ・シャルを動物病院に預ける必要もあった。

何かがおかしい朝

普段ならシャルが「起きる!」という意味で鳴くまで起こさない。だがこの日は急ぐため、シャルが鳴いて起き出す時間より1時間ほど早く母がシャルを起こした。3日後までシャルは籠から出られなくなるので、すぐ籠外活動(=放鳥)をさせ始めた。

過去に以下記事でシャルが留守番を察して緊張したり、絶望したりした様子を書いたことがある。これらの時もそうだったが、シャルは察しが良すぎるのだ。

そのため、当然今回もシャルは異変に気づき不審がった。でも今までと様子が違うことにも気づき、状況を確かめるべく出かける準備をする母を追いかけまわしていた。飛んで母の行く先に全部ついていくのだ。

病院へ出発

動物病院に連れていく時間になり、シャルは籠外活動を強制終了させられた。そして寝る時にかけられる遮光カバーをかけられた。カバーをかけられる瞬間「え?」という呆けた顔をしていたシャル。動物病院に着いたら、たぶん病院を覚えているのでイヤそうにするんだろうと私は思った。

鳥籠を私に持ち上げられ、外に連れ出すと「ピピッ?ピピッ?」とシャルが鳴き出した。母が「今から病院に行くよ、大丈夫よ」と声をかけた。

動物病院に着くと、幸い待合室に人も動物もいなかった。動物嫌いの私は動物病院にだって本当は行きたくない。シャルのいる鳥籠を待合室のベンチに載せた。遮光カバーを外すとリラックスはしていないが、細くなって緊張もしてないシャルがいた。どうやらこの後の展開の察しはついているようだ。さすが6歳9か月のマメルリハ!

写真にすり寄る

母が受付を済ませ、戻ってきた時に写真を取り出して鳥籠と餌の殻飛散防止カバーの間に挟んだ。前回の記事で書いた、私が事前に準備していたが、シャルが威嚇して気に入ってもらえなかった弟(シャル最愛の人間のぱぱ)と母(普段一番信頼している人間)の写真である。念のため持ってきたのだ。

また威嚇するようなら外そうと思っていたが、シャルは威嚇せず大好きなぱぱに向かって行った。小さくキュキュと鳴きくちばしをぱぱにちょんとつけた。写真の必要性がわかったらしい。

昔預けられたところ(病院)だ・・・

また一羽ぼっちにされるんだな・・・

あ!コレ(写真)いいかも!

などと思ったのだろうか。写真は最終的に餌箱のそばに挟んでおいた。写真を見ながら元気を出してもらい、餌を食べるようになるといいなと思った(前回一晩預けたら3g減ったため)。

シャルの世話について確認に来た看護師さんに母が餌を与えるタイミングを説明していたが、心配のあまり餌やりとは絶対関係ないシャルの普段の様子を話し始めたので、軌道修正しつつ(看護師さんすみませんでした)写真を外さないようお願いしておいた。

写真と看護師さんの優しい声と雰囲気に落ち着いたのか、シャルは何も言わず、しょんぼりしたり絶望の目をしたりすることなく私たちと別れた。この様子に私も母も少し安心した。

久しぶりに最愛のぱぱに会っても、シャルのプライドが高く、素直に弟に対して振舞わないので、弟もシャルに優しくしないし、さらにシャルがそれに怒っている状況が続いている。帰る時までに写真の弟のところが傷ついていたり、単純に写真を噛んで遊んだりしないか、シャルの写真に対する扱いを楽しみに思いながら私は病院を後にした。

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