ついに人間への気遣いを始めたかもしれないマメルリハ
我が家のマメルリハ・シャルはプライドが高く、世話をしてくれる母に対してすら思いやりなどを見せた事がない生意気なマメルリハである。自分のわがままが通りそうにないという空気を読んで自粛することはあっても、人間の方を気遣ったりはしない。
そんなシャルの様子が今秋から少し変わって来たようなことがあった。
寝ている人間をむやみに起こさない
思えば9月の終わりの以下記事を投稿したあたりからだった気がする。
昨年あたりからシャルが母に対して行っていた昼寝終了のお知らせや、その後頼んでないのに搭載されたスヌーズ機能が発動しなくなったのである。つまり母をむやみに起こすことが減ったらしい。
年齢と夏の疲れが一度に来てしまっていた母は、秋になってもなかなか体力が回復せず、横になることが多くなっていた。だが、ここ最近は特にシャルに起こされることはないらしい。
そして週に2日だけのごみの収集が無い日は、私が朝ゆっくり寝ていて母だけ先に起きていたり、二人とも疲れて寝坊していたりする日もシャルは「朝の世話をしてくれ」と鳴かなくなった。
つまり10月3日の記事の内容が一時的なものではなくなっているのだ。
倒れこんだ母の様子を心配
先日母が急にだるくなってソファで横になってしまったことがあった。私は仕事で不在であり、母はベッドに移動することもできず、しばらくその体勢でいるしかなくなった。
ちょうど籠外活動(=放鳥)中だったシャルが、そんな母の様子に気付き、横向きになっている母の肩にとまった。たった30gしかないシャルでも、その時の弱った母には重く感じられた。「今はシャルにかまえないからどいてほしいな」と思いつつ、母が少し目を開けて肩の方を見ると、シャルがじっと母の顔を覗き込んで様子を窺っているような感じだった。少なくともかまってもらいに来た雰囲気ではなかったそうだ。
ソファに横になっている母のところに飛んで来てかまってもらおうとするシャルは、そのまま母の肩で毛繕いを始めてしまう。ソファで母が横になっている=急にきつい時なのだが、シャルはこれまでそんなことはずっとおかまいなしだった(最低)。でもこの時は初めてシャルに心配されている感じだったと母は言う。
気遣いの仕方も個性・・・
マメルリハという種のインコたちの名誉のために付け加えると、シャルみたいな生意気なマメルリハばかりでなく、人間に気を遣えるマメルリハもたしかに存在した。それは初代マメルリハやシャルの父親鳥が証明してくれている。
以前SNSで文鳥が5歳になると飼い主の心配をしてくれるようになる、と書いているのを見かけて驚いたものだ。その頃とっくに5歳を超えていたシャルにそのような様子は皆無で、賢さを自らの利益のためにしか使っていなかったからだ。
しかしそんなシャルも、母や私を「困らせない」行動を少しずつするようになっては来ていた。
初代マメルリハや父親鳥ほどの期待はしないので(笑)、シャルなりに頭使って気を遣ってくれればと願う。特にいつもシャルの世話をしている母に対しては。母もシャルも歳を取って来たので、これまで以上に穏やかな関係性でいてほしいと鳥嫌いの同居人(私)は願ってやまない。
・・・・ていう風に締めて投稿しようと思ったその矢先の11月13日。シャルは朝からまたもや母をいつものように脅迫して鳥籠そうじをさせていた。おかげで当初の内容から話の流れを多少変えざるを得なくなり、本日の投稿になった。
やっぱりシャルは(生意気でわがままな)シャルでしかなかった。