鳥の歌が止む 茜の空は濁っていくのに、光は眩しさを保ったままで 晴れているのに曇っている空はごった煮 ガラス越しに雫が地面を叩きつける音と、 カーテンを通り越し…
落花ふう(hū rakka)
2021年8月1日 23:49
鳥の歌が止む茜の空は濁っていくのに、光は眩しさを保ったままで晴れているのに曇っている空はごった煮ガラス越しに雫が地面を叩きつける音と、カーテンを通り越して差し込む斜陽雨が嫌いだ、夕立が嫌いだ、晴れているのに雨なんて、空は欲張り者だ、贅沢者だ虹なんか、かけないでおくれよもっと惨めになってしまうではないかわたしの片手にミルクティー紅茶とミルクの濁った味は、今