落花ふう(hū rakka)

18歳。京都の大学生 詩や文章を書いています。

落花ふう(hū rakka)

18歳。京都の大学生 詩や文章を書いています。

最近の記事

夕立、斜陽の差す窓際で

鳥の歌が止む 茜の空は濁っていくのに、光は眩しさを保ったままで 晴れているのに曇っている空はごった煮 ガラス越しに雫が地面を叩きつける音と、 カーテンを通り越して差し込む斜陽 雨が嫌いだ、夕立が嫌いだ、晴れているのに雨なんて、 空は欲張り者だ、贅沢者だ 虹なんか、かけないでおくれよ もっと惨めになってしまうではないか わたしの片手にミルクティー 紅茶とミルクの濁った味は、 今日の空とどことなく似ていた

    夕立、斜陽の差す窓際で