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秋の夜のさわやかさに誘われて。

夕飯を食べ終えたあと、なんとなーくお散歩に行きたくなった。

秋の夜のさわやかさは、外に出たくなる心をくすぐるのが上手。


「ねーねー、おなか落ち着いたらさ、お散歩行かない?」

「ん?いいよぅ。」

「手をつないでお散歩しよう!」

「手つないでー?…いいよぅ。」


なんとなく、秋の夜を旦那さんと手を繋いで歩きたくなったのです。


もう暗いし、髪の毛も顔も服装も何にも気にせず、着の身着のまま2人で外に出ました。

そしたらまさかの意外と人が歩いてておどおど。

人がいるところはサクサクと歩いて、静かになったところでゆっくり歩き始めます。


なんだったか思い出せないけど、
昔あったくだらないことをお互いに話しては、お腹がよじそうなくらい笑ってるところに、

「はい、今日は手を繋ぐんでしょ。」

と、旦那さんが手を差し出してくれました。

「あ、そうだったそうだった。」と、少し照れながら握ろうとした私。


そしたらまさかの恋人繋ぎ。

普通のを想像していたので思わずドギマギして、気づいたら左右の手が同じ動きになっちゃってて、直そうと調整したら今度は旦那さんが同じ動きになっちゃって、結局2人でいっぱい笑いながら歩く夜道。


途中で、キンモクセイの香りを嗅ぎつけてテンションが上がる私に、「どれがキンモクセイなの?」と興味を持って聞いてくれたのもとってもうれしかった。

夜だからもちろん辺りは暗いし少し肌寒いくらいなんだけど、なんだか少し甘酸っぱくて、心はほんわかやわらかく、ぽっと明るくなりました。


たまの手つなぎお散歩、いいかも。


わが家の周りは住宅街で歩いて行けるような公園もなく、季節の変化をあまり感じにくいのですが、これからも少しずつ少しずつ日々秋深くなっていくのがとっても楽しみです。

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