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40代半ばの母を、30歳で亡くした私は。 第1話 【ノンフィクション】

去年、私の母が亡くなった。まだ40代半ばだった。

最後に母から来たメール。

「プードルいらない?けっこう高かったやつなんだけど」

そして、私が最後に返した返事はこうだ。

「犬は飼わないよ。」

この頃母はもうボロボロで、病気の影響で片目が見えていなかったそうだ。当然ベッドの上だっただろう。なぜ母はこんなメールを送ってきたのか。

わかっている気もするけど、まだわかっていないふりでもしてようかな。

私は今31歳。物心ついたころから今まで、ほんっとうにいろんなことがあった。

そりゃあもう、経験しなくてもいいことをたくさん。

私より幸せな人はたくさんいて、私より不幸せな人もたくさんいるだろう。

私が何もしなければ、誰にも知られることなく消えていくであろう私の人生。その周りの人の人生。

私は知ってもらうことを選んだ。
同情してほしいわけじゃない。

ただ、今少し大変な思いをしているあなたの、明日の活力に少しでもなれば、という思いでこれから精一杯書き綴っていく。 

決して虚言ではない、あなたと同じ人間の、 
本当にあった31年の軌跡。


こちらで自己紹介を兼ねた自分への100の質問もしています。
もし興味を持っていただけたら、合わせて読んで私を知ってもらえたらとてもうれしいです。(前後編あります)


【続きをよむよむ📕】

※2話目以降は、本当に読みたいと思っていただいた方に届けたいので、有料で書いています。


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