東京へ
東京へ
高校を卒業後、地元の大学に通い、その後上京した。
大学時代もほとんどバイトしかしてなかったから、書くこともそんなにない。
大学生の間にリゾートバイトに2回行ったことと、アメリカに1ヶ月ぐらい行ったことぐらいかな。それ以外は変わったことは何もしてない。
就職活動は全くしなかった。
スーツも持っていないし、就職説明会にも行っていない。親不幸ものだなと思ったりもしていた。
求人も全く響かず、とりあえず卒業したら東京に行こうとだけ考えていた。
そして、ついに卒業。少しだけバイトを継続して、4月の1週目には東京に行った。最初は中学の時の同級生の家に居候していた。本当に助かった。
東京でのアルバイトは意外と早く決まった。古着も扱うSPA系の大手だ。
と言っても10ヶ月ぐらいで辞めてしまったが、次に働いたところは、レディースのアパレルで、古着も扱い、オリジナル商品も作っている会社だった。そこには12年所属し、たくさんのことを学ばせてもらった。
本当に勉強になった。
ブランディングもそうだし、商品の見せ方、接客も、買い付けも、自分に何ができるのか、この会社で何ができるのか、日々考えることが多かった。
一緒に働いている人たちからも、多大に影響を受けた。自分の似合うもの、メイクや服装もみんな抜かりない。みんな可愛くて、綺麗で、洋服が好きで、古着が好きで、お店作りも極力自分たちでやるし。最初はなかなか馴染めなかった。自分はここに居ていいのかなと思うこともしばしばあった。
それでも、あの時代の、あの店で働けたことは本当に誇りに思う。その時代のトップのレディースの店だった。
東京に出て約1年。
そこからはそこで働き続けた。
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