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📷特別公開!「料理写真を撮影するまでの道のり」

今回はおうちごはんチラシ制作者よりお届けメニューがどのように撮影されているのかご紹介!

隔週のメニューテーマに沿って撮影する料理がレシピ制作者より考案され、料理が決まったのち①メイン料理をどのように見せていくか②備え付けの野菜は何を選ぶか③料理を引き立たせるお皿はどれにするか、大きくこの3点を考えていきます。

①メイン料理をどのように見せていくか

 美味しそうに見せるための盛り付け方、ボリューム感をどのように出すか話し合います。例えば先日撮影したチキン南蛮の場合、盛り付けの際チキンの頭を揃えすぎると立体感が出ないので段差をつけた配置にし、ソースはチキン全体にかけてしまうと料理が何か分かりづらくなるため手前寄りにかけるなどの工夫点を決めていきます。

 このとき特に気にしないといけないのは料理の色味です。メイン料理の色味により備え付けとお皿の色味が決まっていきます。

②備え付けの野菜は何を選ぶか

 メイン料理の和洋中の内容に合わせ備え付けには緑黄色野菜の形・色味をバランスよく取り入れていきます。当日は例えばレモンだと輪切りまたは半月型に切ったり、ラディッシュだと和食の場合は花びらの形、洋食の場合はカジュアルな模様に切るなどのアレンジを加えて料理の盛り付け方に合わせ配置を考え進めています。

③料理を引き立たせるお皿はどれにするか

 使うお皿は撮影の前週に決めていきます。料理の色味に同化しないことを意識し、主菜・副菜の並べたイメージ写真をまず関係者全員に共有。新しいメニューに備え撮影直前の週末にお皿を見に行き、形状などシェアしながら購入し当日使用します。  

以上の準備を整え、撮影当日に臨みます。

撮影当日は天白区にあるカメラマンのスタジオに朝集合します。揃い次第撮影用クロスのアイロンがけ、お皿洗い、撮影料理の準備をし撮影が始まります。過去にお客様へ届く料理との量のギャップを生んでしまった経験を繰り返さないよう、量や見栄えに注意しながら盛り付け全員で1メニューごと画面チェックをしながら進めていきます。

 

 撮影が終わり、お客様が普段ご注文される注文画面に画像をはめ込んだ後は撮影の振り返りミーティングを毎回行います。ボリューム感がしっかりと出ていたか、食欲をそそる演出ができていたか、料理に対しお皿のカラー選別はよかったかなど改善点を洗い出し、次回に活かすための話し合いをします。

こちらを終えメニュー決定から撮影までの一連の流れが終わり、また翌月のレシピの考案が始まってきます。

 以上おうちごはんの料理撮影が終わるまでの流れでした。

広告・デザイン制作
株式会社 CanDo(神田印刷工業グループ)
岸本 麻里

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