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月記(2024.05)

5月のはなし。

〔写真:RICOH RICOHFLEX VII s & 富士フイルム FUJICOLOR PRO 160NS〕




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先月の花見で使ったフィルムがかえってきた。ひと月弱のタイムスリップ。スキャンデータだけだと粋じゃないなと思い、プリントも一緒に頼んでみた。たまにはプロにプリントしてもらおうと思った。




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最もカッティングエッジなオルタナティブ・アイドルが渋谷でライブをすると聞いたので、見てきた。

泣いてなどない。泣く暇なんてすべて興奮にくれてやった。




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4年ぶりに横須賀に行った。

壮絶な4年を経て、僕も好きなものが増えた。そして月日萌花さんの好きなものが集められた会場で、また好きなものが増えた。




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バンドをやる、ということはポピュラーな魔法のひとつである。ただポピュラーだとはいえ、この魔法は複数人で扱う必要があるため、誰もが思い通りの呪文を唱えられるわけではない。

波浮すわさんが唱えた呪文は、ギターはじめたての頃の僕が思い描いていたものだった。僕自身が唱えられていないのは悔しいけど、その魔法を目の当たりにできたのは、紛れもなく幸せなことだった。




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矢川さんが言っていた、近所の小学校から体育祭の声が聞こえてきて泣いた話。僕も公園で遊んでる親子とか見て泣く。未来の香りは効く。




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いまここは、クロスノエシスが在った世界。

いろんなものが在った世界で、また何かが生まれていく、そういう世界。




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最近『音声放送』を聴くようになり、番組のサブカルトーク色も強くなっていて油断するが、やっぱりマンスーンさんって結局「こう」だから、尊敬する。




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インターネットをやめれるやめれないとかじゃない、インターネットはもういるんだよ。






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