見出し画像

辛い時にはただ歩き続ける

ずっと出口の見えないトンネルを歩いているような、そんな気持ちになる時期があった。すごく目を凝らして出口を探しているけれど、歩けど歩けどたどり着けない。途中で歩くのをやめようかと思ったり、少し腰を下ろそうかと立ち止まりそうになったり。でもその度にきっと今日より明日はと、ほんのちょっとの希望を胸に歩き続けた。歩いている日々は、何も前に進まず、自分の存在価値すら分からなくて、すごく辛かった。

でもちょっと光が見えてきた日。振り返ると、一歩一歩悩みながら歩いてきた毎日の足跡が見えるようで、涙ぐんでしまった。それらは、何か結果を残したわけでもなく、誰かの役に立てたという実感もなかったけれど。それでも雨の日も風の日も耐えながら歩き続けた自分の姿が見えるようで。辛くても生きることを重ねてきたことが少し誇らしく思えた。

生きていたらきっと、人生の過渡期は何度か訪れるんだと思う。そんなときには運命に逆らおうとせず、ありのままの自分を真摯に受け止めて、ただ生き続けること。それが一番シンプルだけれど、一番苦しくて、一番成長できる方法なんじゃないかと。

今日も素敵な一日を☺️

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?