存在価値ってなんだろう
仕事終わり、駅まで歩く。電車に乗る。何も難しくない行動で誰もがやっていること。でも私にとっては人混みも、街中でガンガン流れる曲も、目の端に見え隠れする前の人のスマホゲームの画面も、両肩に、こめかみにズシっとくる。
心がまだ元気な時は、そうやって思いがけずやってくる情報にも、「へえ、今こんなのが流行っているんだ。」くらいに面白がることができる。でも疲れ切っている時には、五感から入ってくる情報全てをシャットアウトしたい衝動に襲われる。意図的に閉じることができるのは目と耳栓した聴覚