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相性最悪の相手との「関係性改善の努力」は絶対やめた方がいい理由

「自分の接し方が悪いのかも?」「コミュニケーションのやり方自体を見直そう」「もっと良い関係を築くために自分を改善しよう」

かつての僕は相性が悪い相手に長年こんなことを思いながら、関係性を良好にしようと頑張り続けていた。

結論から述べると、いずれの努力も実を結ばなかった。

「相性自体は変えられない」というのが実情だ。

これは「相性が悪い人あるある」なのだが、最初に「ん?」という違和感を覚えることが多い。

しかし「気のせい」と自分に言い聞かせて、仲良く振る舞おうとする。その結果、こちらが疲弊してどんどんつらくなっていく。

この違和感というのは恐らく、相手の視点で僕を見た場合でも同じなのだろう。

好相性の人は、初めから違和感がないので長期的に心地よい関係を築きやすい。

極端な例えだが、相性は信仰する宗教が違っていて相いれないようなものだ。根本の価値観や原理自体をお互い受け入れがたいと感じている。

人のキャパシティーは各々決まっているので、空間に空きができるとまたそこへ違う人が入ってくる。

ここ数年、僕は相性の悪い人をどんどん疎遠にしていったのだが、その空いたスペースに好相性の人が入り、付き合いたい人が増えていく。こうして好循環が生まれる。

いろいろと苦い経験を経たからこそわかることだが、相性が悪い人と無理やり仲良くする必要は全くもってない。

むしろシビアに心理的な区分けをして「この人と付き合いたい」という人を増やす方が心理的安全を確保できるし、他者への信頼度も自然と上がるものだ。

相性の悪い相手がいるのは大前提。「自分はこの人と相性が悪いんだな」とそのまま受け止めた方が気楽だし、無理に距離を詰める必要はない。

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