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キャラの演じ過ぎはNG!心の知能指数(EQ)が高い人ほど要注意

以前、「人間を陰陽に2キャラのみに区分けするのは、雑で乱暴極まりない」という旨の記事を投稿した。

キャラというのは、虚構の世界だけでなく現実でも重宝される。

人は曖昧を嫌い、具体を好む。

白黒つけられるものは、脳への負担が少ない。反対に「これはどっちだ!?」「どこのフォルダに入れたらいいんだ!?」という思考と選択が求められる曖昧模糊としたものは、脳へ大きな負担を与える。

よって「Aさんは〇〇な人。Bさんは××な人」と、一面的な捉え方をしたがる人が増える。

これがいわゆるキャラ化だ。

タレントがキャラを売りにするのはビジネス上よくわかるが、一般人でもキャラを演じることでわかりやすさを提供するようになった。

特定のキャラを演じることは、これは単純で表面的なコミュニケーションをする上では、メリットが多い。

ただし人間は、陰陽のふたつに区分できるほど、単純にできていないし、本来もっと多面的だ。

暮らしの中で、多くの人から特定のキャラを演じることを期待されるようになると、心理的な負担がどんどん増える。

芸能人の多くが病みやすいのは、SNSなどのネットによるバッシングもあるだろうが、やはり特定のキャラをずっと求められることも関係しているはずだ。

ひとつのキャラを演じ続けるというのは、複雑な自分を無理やり鋳型に合わせて形状を整えるのと同じ。

家庭で最も心優しい子どもが、雰囲気を明るくしようと道化を演じる例もあるが、これはアダルトチルドレンと呼ばれる。

テクノロジーが進化したことで、人間も「必要、不必要」を一瞬で判断するようになってきた。

しかしその考えを人に適用すると、人はどんどん病んでいく。

やはり「そもそも人間は複雑で矛盾を含んだ存在」という大前提を忘れない方がいいように思う。

HSP気質、繊細さんは「自分がどんなキャラを求められているのか?」を察する力が高い。

それゆえ、本来こうありたいという自分より、他者から求められているキャラを演じてしまうこともある。

誰かを喜ばせるのが、好きなHSPは多い

特にHSSの人は、繊細さを悟られないようあえてサービス精神で旺盛な人であろうとすることも多い。

複数のキャラを器用に使い分けるのは、現代人に必要なスキルかもしれない。

しかし、本来の自分に戻ってこれなければ、キャラ優先の生き方という本末転倒な迷路に迷いこみかねない。

HSP気質、繊細さんほど、キャラに自分を乗っ取られず自分らしく暮らしを営むことが重要だ。

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