見出し画像

ワーホリ#22 今の自分から始めるしかないじゃないか

数々の挫折の中で、これが自分、という概念が次々と崩れていく、そんなことが多い旅だったと思います。

大地震が起き、行政機関や観光地のある中心部の街は封鎖となりました。
僕が住んでいたのは、中心部から西にバスで30分の場所だったのですが、
このバスも止まってしまい、毎日のように街まで行っていた僕は、かなり参ってしまいました。。。

1番近いショッピングモールまで歩いて30分ほどあります。
車も自転車も持っていませんでした。。。
地震発生から2日経った頃、モールが一部再開して、たまらずカフェに入ります。(笑)

地震が起きてから、街にも行けず、モールも開いてなく、かなり参っている自分に、ある意味失望していました。

というのも、

「お金を使うことでしか楽しめない」

そんな自分を強く実感したからです。
それは良くない、劣っている、と思っていました。
そんな自分には気付いてはいましたが、認められていませんでした。

でもこの時、

今のこの自分から始めるしかないじゃないか

と思いました。

この他にも、この旅では、

「自分とはこういう人」「こうあるべき」

という自分への概念が、大きく揺さぶられた場面がいくつもあったように感じます。

例えば、
ネルソンでは、ホストマザーの娘さんが時期を離して、2人帰省したことがあります。

1人は今どきっぽい大学生 A、
もう1人も大学生ですが、ヒッピーな感じ B。

自分としては、Bさんの方が気が合うだろう、と思っていましたが、
むしろAさんの方が、印象が良かったです。

あと、
ファームステイでは、農作業はあんまりしたくないな、と感じる自分がいました。
そんなのは良くない、と思っていたし、

農業をしている人は人として優れている、自分もそうならなければいけない、

そう強く思っていました。
でも、そうではない自分が、今ここにいます。
「そうあるべき自分」はどこにもいません。今もいません。

どっちが優れている、という話ではなく、これからどんな自分に進むにしても、

「今のこの自分から」始めるしかないのだな

リカトンモールのカフェで、フラットホワイトを飲みながら、そんなことを思っていました。。。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?