HSC／HSPの疲れやすさを解説！ 脳疲労の怖さ！

親御さんや先生が、このことを知って、対応を検討するときの材料にしていただけたら大変嬉しいです♪

はじめに

繊細さん専門の心理相談所『ＨＳＰ虹色カフェ』の花崎ひとみです。
静岡市で令和元年から、繊細さん専門の相談業務をしています。
自身もHSP（内向型）。
子どもの頃からとても疲れやすい体と根気よくつき合いながら、今日まで過ごしてきています。

子ども2人のHSC子育ても経験し、ひと昔前とは違う、今の時代の子どもたちの「生きづらさ」「疲れに繋がる事情」も見聞きしてきました。
また自身の数々の経験に、日々のカウンセリング業務から得た知見を加え、さらにHSC専門家のご意見もふまえてこちらの情報を発信しています。

実際に脳疲労になった娘を持つ母親だからこそ感じた思いも含んでいます。私は専門家・研究者ではありませんので、こちら、いちカウンセラー（＆母親）発信の、一つの意見としてお読みくださり、参考にしていただければ幸いです。

繊細さんの疲労についてHSCケースにて検証

今日は「繊細さんの疲労」について、お子さん（HSC）に考えられるケースに沿ってお話していきますね。
脳疲労は大人の繊細さん（HSP）にもまったく同じく当てはまる事象です。大人の場合は職場で、家庭で、同じようなことが起きてくるかもしれません。

日本はゆったりとした生き方より、せわしない生き方が主流、そのペースについていけずに苦しむ人たちが出てきています。ぜひ大人のHSPさんも、ご自分の状況に照らし合わせながら読んでみてくださいね。
そして特性を知り、自分のペースをつかみ、心身をいたわりながらの快適な過ごし方を見つけていただけたらと思います。
時には周囲に合わせるのでなく、自分に合わせることも必要です。
その選択を誤れば、過労ダウン、うつ病など心身の不調にも繋がります。
たぶんこれまでは、非HSC・非HSPの世界が基準だったことでしょう。
私は体調不良になって動けなくなった人と仕事柄出会うため、この思いに至ったのですが「人は皆んな違う、違っていい、選択の自由がある」ことを、極限まで我慢せずに思い起こしてほしいと願います。

感覚がフル稼働しやすい、繊細な子HSC

HSC…（感覚に）敏感で、（感性が）繊細で、という意味で「人いちばい敏感で繊細な子」と表現される子たちが、全人口の20％ほども存在しているそうです。良い環境にも、悪い環境にも、とっても影響を受けやすい感受性をもったHSC、その特性の質にも個人差があり、また特性の強弱にもやはり個人差があります。

どの感覚に過敏なのかだって、味覚・嗅覚・聴覚・視覚・触覚と様々。そのすべてが過敏だという子から、一つだけ、という子までいるし、過敏さの強弱だって人それぞれですものね。
だけど特性に絡む現象で、現社会で困っている子たちは確かにたくさんいます。
そして「疲れ」に困っているという子もかなり多いです。

疲れは体調不良に繋がります。そのことを知ってほしいのです。
ですから私の見聞きしてきた世界を紹介しながら、HSCに共通した「疲れやすさ」について、今日は発信してみます。

繊細なHSCの中には非常に疲れやすい子がいる

私は皆さんの脳裏にあるHSCへの認識に、もう一つの大きな特徴「人いちばい疲れやすい」という特性を、ぜひ加えていただきたいと願っています。

HSCが健やかに育つよう周囲も温かく見守るためには、押さえておいたほうがよい、重要な事柄です。私としては、小学生まではその必要はありませんが（親が把握しておけばよいですが）、忙しい生活に突入する思春期以降には、ご本人も知っておくとよいかもしれないと思っています。

あなたはHSCだよ、と知るのではなくて、疲れに弱い人というのがいるので、疲れを溜めない、頑張りすぎない、ということを頭に入れて生活したほうがいいよ、という情報を、一度くらいは入れてあげてほしいのです。

この特性を大切に扱うことで、HSCはムダな夜ふかしをやめたりと工夫ができ、生活ペースを掴み、体調不良を起こさずに、心を安定させて、能力を縮ませることなく逆に輝かせる生き方を選択することができるのです。

今の子どもたちの忙しさ、脳疲労によって起こる体調不良、重篤な病気、予防の大切さについて書いてあります。
以下は有料ですが、最後まで読んでいただけると全11,000文字以上の記事となっています。
HSCやHSCご家族の支援をしている「HSP虹色カフェ」の、活動費のサポートとしてもこちらの記事で応援していただけると嬉しいです。個別カウンセリングでお伝えしていく内容を含み、大変お得です。カウンセリングには抵抗があるお母さん、HSCが限界を迎えてから後悔するのでなく、今からこちらの知識を備えて、明るい未来を築いてください。応援しています。