日本の玩具メーカーである株式会社タカラトミーの財務諸表(第73期 第1四半期)を見てみる

「タカラトミー、純利益75%増に上振れ 4~9月ガチャ好調」という記事が目についたので、日本の玩具メーカー株式会社タカラトミーをEDINETで調べてみることにした。

・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、664億円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、617億円と減少している。次に受取手形及び売掛金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、209億円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、218億円と増加している。次に商品及び製品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、166億円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、196億円と増加している。次に仕掛品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、7億円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、9億円と増加している。商品及び製品に対して仕掛品が少ない気がした。次に建物及び構築物(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、135億9300万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、137億3300万円と増加している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、33億2500万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、32億9400万円と減少している。次に土地(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、39億3300万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、39億4900万円と増加している。次にリース資産(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、35億6100万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、32億9200万円と増加している。次に使用権資産(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、29億1600万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、29億9800万円と増加している。次にのれん(無形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、156億1600万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、164億6000万円と増加している。次に投資有価証券(投資その他の資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、29億7900万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、33億8200万円と増加している。

次に負債の部。短期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、100億4300万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、115億1000万円と増加している。次に1年内返済予定の長期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、89億100万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、84億6900万円と減少している。次に未払費用(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、80億5800万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、75億7700万円と減少している。次に長期借入金(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、101億円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、85億円と減少している。次にリース債務(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、36億6900万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、37億900万円と増加している。そして純資産の部の利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、600億9200万円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、605億1700万円と増加しているので、当第1四半期連結会計期間は稼いでいる。当第1四半期連結会計期間の負債合計(725億4700万円)と純資産合計(911億8500万円)のバランスを見ると、純資産合計が上回っている。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は、前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)が、395億円だったのに対し当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)は、431億円と増加している。次に売上原価は、前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)が、244億円だったのに対し当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)は、261億円と増加している。次に営業利益は、前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)が、16億円だったのに対し当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)は、25億円と増加しているので当第1四半期連結累計期間の営業の調子は良かったようだ。次に四半期純利益は、前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)が、7億円だったのに対し当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)は、18億円と増加する結果と
なっている。

次に為替差損(営業外費用)と為替差益(営業外収益)が発生していたので、過去の報告書を遡って調べてみることにした。第69期 第1四半期の「前第1四半期連結累計期間 (自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)」から当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)で見ると、為替差損の額がトータルして大きいような気がする。

最後に報告書を見ると、国内市場では「トミカ」単品および大人向けの「トミカプレミアム」などの販売が好調に推移しているようだ。またタカラトミーアーツでは、アミューズメントマシン「ポケモンガオーレ」が引き続き人気を集めていることからポケモン関連はいぜんとして人気だということがわかる。が、ポケモンは任天堂およびその関連企業が著作権をもっている。


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