Eコマースロジスティクスのパイオニアと言われる株式会社関通の財務諸表(第38期第3四半期)を見てみる

「関通が大幅反落、24年2月期利益予想の減額を嫌気」という記事が目についたので、株式会社関通をEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年2月28日)が、16億9577万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年11月30日)は、17億8621万円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年11月30日)の負債合計(71億円)と純資産合計(31億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年3月1日 至 2022年11月30日)が、2億9984万円だったのに対し、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年3月1日 至 2023年11月30日)は、2億7118万円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は悪かったようだ。最後に報告書をみると、物流サービス事業は、EC・通販物流支援サービスを中心に、引続き品質及び生産性向上のための改善活動に取組み、お客様満足度の一層の向上を推進。一方で、EC各社による10月以降の大型セール時には過去最高の売上高を記録された顧客もおり、想定を超える増員対応が必要となり、人件費が大きく増加する。加えて、東京主管センターを中心とした家賃負担額の増加により、売上総利益率が低下する結果。結果、セグメント利益は61,270千円(前年同四半期比63.6%減)。ITオートメーション事業は、倉庫管理システム「クラウドトーマス」及び「クラウドトーマスPro」は、新規のお客様獲得は堅調に推移し利用料の向上を実現。結果、セグメント利益は210,957千円(前年同四半期比72.0%増)。その他の事業は、障がい者のお子様向けの放課後等デイサービス及び障がい者の方向けの就労移行支援サービスが堅調に推移。といったことが書かれている。EC・通販物流支援サービスを中心としているが、障がい者のお子様向けの放課後等デイサービス及び障がい者の方向けの就労移行支援サービスをやっているのは意外だった。


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