特別積合せ貨物運送が主力の運送会社である福山通運株式会社の財務諸表(第76期第3四半期)を見てみる

「福山通運/3月期の売上高2.0%減、営業利益51.1%減」という記事が目についたので、福山通運株式会社をEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、1834億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1880億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(2049億円)と純資産合計(2838億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、188億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、109億円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は調子が悪かったようだ。最後に報告書をみると、運送事業は、9月に千葉八千代支店(千葉県)、11月に北海道北広島支店(北海道)の新設、12月に大阪船場支店(大阪府)のリニューアルなど、自社配送拠点の強化と翌日配達エリアの拡充を図り、輸送品質とサービスの向上に努めたが、物価上昇など消費活動の下押し要因などもあり、貨物輸送量は低調に推移。以上の結果、売上高は1,892億87百万円(前年同四半期比1.8%減)、営業利益は106億32百万円(前年同四半期比40.7%減)。流通加工事業は、新設した千葉八千代支店、北海道北広島支店、大阪船場支店は倉庫を併設することで、倉庫機能のさらなる拡充を図り、多様化するお客様ニーズに対応した営業強化を進めた。また、外注人件費や光熱費の上昇などのコスト増加要因に対応した料金改定を行ったが、取扱量の減少により低調に推移。以上の結果、売上高は157億9百万円(前年同四半期比1.5%減)、営業利益は22億67百万円(前年同四半期比14.8%減)。国際事業におきましては、海上コンテナ不足を起因とした国際物流の混乱が正常化したことに伴い、高騰していた海上運賃も下落傾向となり低調に推移。以上の結果、売上高は80億70百万円(前年同四半期比18.2%減)、営業利益は2億88百万円(前年同四半期比44.8%減)。といったことが書かれている。


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