歯科クリニックが診察券・現金不要になり治療費のオンライン決済が可能になった話

昨日、うっかり歯科クリニックの定期検診を忘れて再度検診日をとりなおしたという話を書いたが、直近で予約できる日が今日しかなかったということで、またまた今日が空いていたので、早速歯科クリニックへ定期検診を受けてきた。定期検診では歯の状態のチェックが行われたが特に問題なしということで安心した。定期検診終了後に、スマートフォンのアプリのインストールを勧めれた。何かと思えば、今度は診察券はなくなるようで、その代わりとしてスマートフォンのアプリによる診察予約受け付けなどを行っていくということだった。私はスマートフォンにアプリを入れるのは問題なので説明を聞いた。今回インストールするスマートフォンアプリは「私の歯医者さん」というアプリである。

正直なところ、このアプリは知らなかった。今回はAndroid版をインストールしたが、iPhoneのiOSにも対応している。このアプリで先々の診察の予約などができる。そしてこのアプリには便利な機能がある。それは「ささっとPay」という機能で、事前にクレジットカードを登録しておけば、治療費のオンライン決済ができるものだ。これはものすごく便利だ。また、この機能では、登録すれば家族の支払いも可能ということで、これも何かと重宝するだろう。さっそくその場でクレジットカードを登録したかったのだが、現在、カードの券面にクレジットカード番号やセキュリティコードの表記がない番号(ナンバー)レス仕様PayPayカードを使っているため、番号がわからず、後で登録した。

これまで私の通っている歯科クリニックでは、保険適用となる治療のお支払いにはクレジットカードは使えないということで、わざわざ現金をおろしにいく必要があったのだが、「私の歯医者さん」の「ささっとPay」という機能を使えば、そのようなこともしなくても済む。このように世の中の不便に感じていることをITの力で不便を感じずに進むようにしていきたい。が、検診が終わり、待合スペースで会計をすませようと待っていると、「私の歯医者さん」のようなアプリのインストールを勧めてはいるものの、まだ財布を持ち歩き現金払いしている人たちもいることに気がついた。そのような人たちを観察していると、一般企業の平社員か課長クラスで40代~50代ぐらいだと推定される。多分だが、このような人たちは、アプリのインストールを勧めても、今までの慣れ親しんだ価値観などを手放し、違和感のあるものを受け入れるのは抵抗があるため、なかなか使おうとはしないだろう。だが、アプリは使わなければ慣れることはないだろうし、使ってみてアプリが使いにくいと感じれば、運営元にフィードバックを行う改善してもらうこともできるので、現金払い信仰などの人たちは使い倒してほしいと思う。

最後に久しぶりに歯科クリニックに訪れてみたが、クリニック自体で「私の歯医者さん」の導入などの改善がみられた。この背景にはクリニックを利用するお客様からのオンライン決済などの要望があったことだろうと推測する。そのような声でクリニック側がようやく動いた形になるが、お客様からの要望に答え改善していくことは、経営視点からみると当然のことだろうと考える。

余談:今回「私の歯医者さん」の「ささっとPay」という機能でクレジットカードを登録したが、ソフトバンクグループの決済・金融事業を担う決済代行会社である「SBペイメントサービス株式会社(SB Payment Service)」を経由していることがわかった。あと、今回登録したクレジットカードは、PayPayカードなので、PayPayカードは特典としてPayPayポイントが付与されるようになっている。

ご利用料金に応じて1%のPayPayポイントが貯まる。PayPayカード以外でも、お持ちのクレジットカードの特典を確認し賢く利用するもありだろう。

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