LEDビジョン・デジタルサイネージのパイオニアであるアビックス株式会社の財務諸表(第35期第3四半期)を見てみる

アビックス株式会社をEDINETで調べることにした。

四半期貸借対照表,バランスシート/BS

「四半期貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、マイナス3億5584万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、マイナス3億6661万円とマイナスが増加しているので、稼いでいない。当第3四半期会計期間(2023年11月30日)の負債合計(11億円)と純資産合計(14億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

四半期損益計算書

次に四半期損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、マイナス1億2788万だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、1185万円と増加しているので、当第3四半期累計期間の営業の調子はよかったようだ。最後に報告書をみると、デジタルサイネージ関連事業は3部門あり、機器リース部門では主にデジタルサイネージのリース、運営部門ではデジタルサイネージ向けを中心とした販促支援サービス(コンテンツ配信等のソフト面でのサービスやメンテナンスの他、新たな販促支援サービス)の提供、情報機器部門ではデジタルサイネージの製造・販売を行う。機器リース部門、運営部門は、リースや月額利用料の契約といったサブスクリプションサービスであることから、契約の増加が安定的な収益につながっている。 特に、CMS(コンテンツマネジメントシステム)「DiSi cloud」は堅調に推移、契約数、売上ともに第2四半期連結累計期間に続き、増加。また、「AIサイネージソリューション」につきましても、契約数が着実に増加しており、今後も「DiSi cloud」を軸とし、AIサイネージソリューション等を連携したデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」を積極的に展開。情報機器部門につきましては、為替の変動等により、仕入価格の高騰などの影響はあるが、上述のとおり、小売店、飲食店、学習塾など多くの業界で受注できている状態。結果、デジタルサイネージ関連事業は、売上高2,451,098千円(前年同期比36.0%増)、セグメント利益15,099千円(前年同期は123,708千円のセグメント損失)。デジタルプロモーション株式会社が運営するValue creating事業は、自ら運営するハイパーローカルメディア「タウンビジョン」や地元密着の記者、各種SNSサービスの活用やターゲットユーザーに響くコンテンツ(記事、動画)制作により、地域での企業のPR、ファン作り、集客からブランディング、また地方自治体の魅力あるコンテンツ開発など地域に係るエリアファンマーケティング(地域密着型マーケティング)を行っている。この事業はサブスクリプションモデルの事業が中心となっていることもあり、前期に引き続き安定的に売上を計上することができていることに加え、ノウハウを活用したコンサルティングなど新たなサービスの提供もスタート。将来的に当社グループの基幹事業とするべく、引き続き拡大展開を進める。結果、Value creating事業は、売上高83,554千円(前年同期比27.0%増)、セグメント損失3,245千円(前年同期は4,177千円のセグメント損失)となりました。といったことが書かれている。


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