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【我以外皆吾師】 今は亡き、恩師からのことば

祖父の部屋を整理してたとき、みつけた1枚の名刺。裏にはぼく宛てに1つの言葉がかかれていました。

健太郎くんへ。

我以外皆吾師(われいがいみなわがし)


みつけた瞬間、枯れた泉の中心から澄んだ水があふれ出てくるかのように記憶がよみがえりました。

それは、進級祝いで竹とんぼとともにもらった言葉でした。

小学校4年生のころだったとおもう。個人的に教頭先生から直々にいただいたものでした。

当時は、1ミリもこの言葉の意味を理解していませんでしたが、今なら、心の底から理解できます。


そして、17、18年越しにこの言葉に出逢い、こころに染みいったことをうれしく思いましたし、同時に母親への感謝も湧きました。

ここまで、手がかかるぼくを女手1つで育ててくれてありがとう。母さん



この名刺を、このタイミングでみつけられたことに意味があるんだろうな。

ひとと距離をおいて、自分の「今やりたい」に集中してる中での、この言葉との出逢い。

もちろん、ひとから距離を置いて生きることは決してやめようとは思いません。

しかし、その中においても他者へのリスペクトや感謝というものを忘れてはいけないと、改めて気づかせてもらいました。

自分以外の人は、皆すべからく自分になにかを教えてくれる「師匠」なのだ、と。


我以外皆吾師


大切な言葉っていうのは、適正なタイミング、適切な時期にふってくる。

見落とさなくてよかった。
取りこぼさなくてよかった。

そしてありがとう。

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