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HSS型HSPとは?繊細なのに刺激を求める矛盾するHSPの正体を解説

HSPのあむちゃんが実体験から繊細ちゃんが生きやすくなる方法を伝授します!
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・HSS型HSPって何?
・HSPにも種類があるの?
・HSS型HSPの特徴は?

HSS型HSPとはHSPの一種です。HSS型HSPは「繊細なのに刺激を求める」という矛盾があることが特徴です。
私自身、HSS型HSP気質があるため、自身の経験をもとに矛盾のあるHSS型HSPについて詳しく説明します。


1:HSS型HSPとは?

アーロン博士が提唱したHSPは、共感性が高く鋭い感覚を持つという特性がある人のことを指しています。近年ではSNSなどでHSP気質のことを「繊細さん」と言われるようになりました。
本記事ではHSPの中でもHSS型HSPについて解説します。
HSPに関しては以下の記事をご覧ください。

1-1:繊細なのに刺激を追求

HSSとは、High Sensation Seekingの頭文字をとった略称で、日本語では「刺激探求型」と言われています。

好奇心旺盛でいろんな新しいものに触れ、チャレンジし、旅行に行くなどフットワークが軽くアクティブな活動をする人のことを指します。
つまり、HSPの「刺激に敏感で非常に繊細」という特徴と真逆の性質を持つことがわかります。

HSS型HSPとは、「刺激を受けやすいけど、刺激を受けずにはいられない」ということになり、矛盾を抱えていることになります。

1-2:HSS型HSPの人口

HSSを提唱したアーロン氏によると、HSPの人口は約20%で、その中でもHSS型HSPの割合は3割であることから、全人口の6%がHSS型HSPであることがわかります。
日本のAB型の人口が10%と言われていることから、HSS型HSP気質のある人は珍しいタイプであると言えます。

2:HSS型HSPの特徴

2-1:周囲のイメージとのギャップが生じる

HSS型HSPの人は外交的で刺激を追求するが、繊細で傷つきやすいという特徴があります。
周りの人から見ると、フットワークが軽くチャレンジ精神旺盛で、タフな人と思われることが多いです。
しかし、本人の内面は繊細で疲れやすい一面もあるため、周囲が持つ自分のイメージとのギャップに苦しんでしまうことがあります。

2-2:HSS型HSPのあるある

「刺激に敏感だけど刺激を追求したくなる」矛盾した気質を持つHSS型HSPについて詳しく知るために、HSS型HSPのあるあるについて紹介します。
これらのいくつかに当てはまったら、HSS型HSPの気質を持っているかもしれません。


  1. 新しい経験や冒険を好むが、刺激が強すぎるとすぐに疲れてしまう。

  2. 人との交流を楽しむ一方で、一人で過ごす時間も同じくらい重要。

  3. 物事への興味関心が高く、新しいものにはすぐに飛びつくが、すぐに飽きる。

  4. 飲み会や大人数での交流の場は好きだが、帰宅すると疲れがどっと出る。

  5. 初対面でも打ち解けるのは早いが、徐々に距離を置いてしまう。

  6. 様々な活動に同時に興味を持ち挑戦してみるが、失敗に終わる


3:HSS型HSPが抱える悩み

HSS型HSPの人は「刺激を受けやすいが、刺激を追求したくなる」という自分の心の中のギャップにより悩みを抱えることがあります。
また、周りの人からは、「行動力があっていつもアクティブな人」「疲れ知らずの体力がある人」「チャレンジ精神がある」と思われることが多いが、実際は外部の刺激に敏感なため疲れやすく、一人の時間を作って休息したいと思っているため、周りのイメージとのギャップに悩むこともあります。

私自身もHSS型HSPのため、フットワークが軽く、新しいことに挑戦したり人との交流も好きで、よく交流の場に行きますが、人の気持ちを読み取りすぎてしまいすぐに「家に帰って落ち着きたい…」と思ってしまいます。家に帰ると疲れが溜まりお風呂に入らずにリビングで爆睡することもあります。
第三者から見ると、「疲れるなら人が多いところに行かなきゃいいじゃん!」と思うかもしれませんが、それでもHSS型HSPの人間は刺激を追求してしまうのです。

4:HSS型HSPの人のストレスを緩和する方法

HSS型HSPの人は自分の中のギャップから心情の変化が激しく、心が疲弊してしまう可能性があります。
HSS型HSPに生じた矛盾は、HSPの性格では現代社会の生活は息苦しいため、現代生活に溶け込もうとしてHSSのような刺激を追求する側面が現れたのではないかと言われています。
つまり、多数派に馴染むために、本当の自分の姿と異なる姿を形成し本当の自分を押し殺した結果HSS気質が混じったHSPの姿になってしまったのです。
ここで私が実際に行っているストレス緩和するための方法を伝授します。

4-1:自分について知る

自分について知るって言われても、自分のことは自分が一番理解している!と思っていませんか?
私は、ほとんどの人がちゃんと「今の自分」の性格を理解できていないと思っています。
性格は遺伝要素と周りの環境によって変わると言われています。
「今の自分」を知るために、今置かれている環境から自分がどういう時にどういう感情になるのかメモに書き出すことで、客観的に自分に向き合うことが重要です。
自分の感情をメモに書き出すことで、自分の得意、不得意、これをすると心身が疲弊するなどの傾向が見えてきます。
好奇心旺盛だから、「あれもやりたい!これも興味がある」といろいろ手を伸ばしがちですが、手を伸ばした結果こういう感情になってしまった。楽しいよりも心身が疲れてしまった…と自分の疲れるポイントを知ることができます。
自分の疲れてしまうポイントを知ることで、それを回避ことができるし、逆にこういう行為はストレスがたまらない行為なんだ!と知ることもできます。
自分のことをよく知り、ストレスがたまらない程度で刺激を楽しむことが重要です。

4-2:十分な休息時間の確保

HSS型HSPさんは好奇心が旺盛で、いろんなことに興味を持って行動に移します。もちろん、アクティブに行動することは良いことですが、新しい環境で刺激を受けすぎてしまってストレスを抱えてしまいます。
そのため、十分な休息を取る必要があります。
弾丸で旅行に行ったならば、次の日は一日家でゆっくり過ごしたり、家でできる趣味をしたりなるべく刺激のない環境で過ごすことで、疲れを取ることができます。

5:まとめ

HSPとは真逆のような性格の一面を持つHSS型HSPは自身のギャップで生活に息苦しさを感じてしまうかもしれません。
周りの人は、好奇心旺盛でチャレンジ精神豊富な人に見えてしまうため、周囲の理解を得ることも困難です。
そんな自分に生きづらさを感じてしまうかもしれませんが、大丈夫です。「私は私、他人は他人」です。少数派が多数派に合わせる必要なんてないのです。自分の心が少しでも楽になる方法や居心地の良い環境を見つけることから始めましょう。


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