HirotoF

1951年生まれの五島小値賀島生まれの男性。ロックブルースの音楽、ドキュメンタリー映画…

HirotoF

1951年生まれの五島小値賀島生まれの男性。ロックブルースの音楽、ドキュメンタリー映画、読書、俳句を日々愉しみ、インド文化、宗教への興味を持ち、Walking,Thinking,Writingがテーマかな

マガジン

記事一覧

2021Books&Cinema BEST3

□■2021年1年間で読んだ全書籍(205冊&34誌)の中からジャンル別に選んだベスト3 ▼現代社会 国外 ★★★★「アーミッシュの老いと終焉」堤純子著 未知谷 …

HirotoF
2年前
10

自句集「月に歩む」 古田ひろと

●古希を迎えて・2011年〜2020年 「みちのく」  2011年自選10句寒月の欠片を落とし波さざら 船室に人少なくて春浅し 寒明けやひそと点りし港の燈  みち…

HirotoF
3年前
6

トウモロウ ネバー ノウズ

WHEN I Sixty-Four 3rd Issue トウモロウ ネバー ノウズ 母、父との死別を過ぎて 2000年代 50歳の頃  母の入院している福岡の病院を妻と見舞ってから車での帰…

HirotoF
3年前
3

2020年間書籍・映画ベスト3

2020年1年間で読んだ全書籍(193冊+16誌)の中からジャンル別に選んだベスト3 ▼現代社会  国外 「その名を暴け」ジュディ・カンター、ミーガン・トウーイ共…

HirotoF
3年前
7

エターナル インディア

WHEN I Sixty Nine 2nd Issue エターナル インディア 1980年代 30歳の頃 ファーストランディング インディア  インドの旅のはじまり 1980年の12月、30歳…

HirotoF
3年前
3

When I’m Sixty-Nine

When I'm Sixty-Nine  私が69歳になってもはじめに 七十歳を目前に控え、自己史を記しておきたいという思いが湧いた。還暦から70歳までの十年間と誕生した0歳から1…

HirotoF
3年前
5

2021Books&Cinema BEST3

□■2021年1年間で読んだ全書籍(205冊&34誌)の中からジャンル別に選んだベスト3

▼現代社会
国外
★★★★「アーミッシュの老いと終焉」堤純子著 未知谷 映画その他で知りえたアーミッシュコミュニテイの豊かな内実、実態。

★★★★「人は愛するに足り真心は信ずるに足る・アフガンとの対話」中村哲×澤地久枝対談
共著 岩波書店

国内
★★★★★「人新世の資本論」斉藤幸平著 集英社新書
人新世

もっとみる
自句集「月に歩む」 古田ひろと

自句集「月に歩む」 古田ひろと

●古希を迎えて・2011年〜2020年

「みちのく」  2011年自選10句寒月の欠片を落とし波さざら
船室に人少なくて春浅し
寒明けやひそと点りし港の燈 
みちのくのみたまおもひし桜かな
網元の一族が消え枇杷の雨

月の路地むかし聞こえし下駄の音
秋風や月の暗きに君を待つ
瀬戸の潮眺めておりぬ浜小菊
鎮信の献茶の古刹石蕗の花
風垣や遁れざる苦も未だあらむ

「紫蘇の実」  2012年自選10句

もっとみる
トウモロウ ネバー ノウズ

トウモロウ ネバー ノウズ

WHEN I Sixty-Four 3rd Issue トウモロウ ネバー ノウズ

母、父との死別を過ぎて
2000年代 50歳の頃

 母の入院している福岡の病院を妻と見舞ってから車での帰路、日田・大石峠にさしかかると運転する車中から月が見えた。晩秋の夜空に雲の動きで見え隠れする円い月を見ながら、母の生も終わろうとしているとその時思った。母の亡くなる一ヶ月前の事だった。
 父が二年前に突然、

もっとみる
2020年間書籍・映画ベスト3

2020年間書籍・映画ベスト3

2020年1年間で読んだ全書籍(193冊+16誌)の中からジャンル別に選んだベスト3
▼現代社会
 国外
「その名を暴け」ジュディ・カンター、ミーガン・トウーイ共著 古屋美登里訳 新潮社
「ペシャワールにてーライそしてアフガン難民」中村哲著 石風社
 「ワイルドサイドをほっつき歩け」フレディみかこ著 筑摩書房
国内
「ナラクーゴビンダ・マイナリ獄中記」ゴビンダ・プラサド・マイナリ著 今井恭平(福岡

もっとみる
エターナル インディア

エターナル インディア

WHEN I Sixty Nine 2nd Issue
エターナル インディア
1980年代 30歳の頃

ファーストランディング インディア 
インドの旅のはじまり
1980年の12月、30歳の頃初めての海外旅行で行く先はインドへ、正月休みを利用して独りで旅立った。楽しみと不安な気持ちで あった。空港に向かう新幹線車中で飛行機出発に間に合うか焦っていた。空港に着くと往復の航空券を払い込み、搭

もっとみる

When I’m Sixty-Nine

When I'm Sixty-Nine  私が69歳になってもはじめに

七十歳を目前に控え、自己史を記しておきたいという思いが湧いた。還暦から70歳までの十年間と誕生した0歳から10歳までの十年間を時系列で較べ、自己対話する形式で物語を書けたら面白いかも知れない。還暦とは赤ちゃん誕生時に戻るとの教えに因んで、検証してみたい。
過去を振り返る際、記憶のディーテールが加齢と共に薄らぎ、剥落する可能性

もっとみる