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2021Books&Cinema BEST3
□■2021年1年間で読んだ全書籍(205冊&34誌)の中からジャンル別に選んだベスト3
▼現代社会
国外
★★★★「アーミッシュの老いと終焉」堤純子著 未知谷 映画その他で知りえたアーミッシュコミュニテイの豊かな内実、実態。
★★★★「人は愛するに足り真心は信ずるに足る・アフガンとの対話」中村哲×澤地久枝対談
共著 岩波書店
国内
★★★★★「人新世の資本論」斉藤幸平著 集英社新書
人新世
トウモロウ ネバー ノウズ
WHEN I Sixty-Four 3rd Issue トウモロウ ネバー ノウズ
母、父との死別を過ぎて
2000年代 50歳の頃
母の入院している福岡の病院を妻と見舞ってから車での帰路、日田・大石峠にさしかかると運転する車中から月が見えた。晩秋の夜空に雲の動きで見え隠れする円い月を見ながら、母の生も終わろうとしているとその時思った。母の亡くなる一ヶ月前の事だった。
父が二年前に突然、
エターナル インディア
WHEN I Sixty Nine 2nd Issue
エターナル インディア
1980年代 30歳の頃
ファーストランディング インディア
インドの旅のはじまり
1980年の12月、30歳の頃初めての海外旅行で行く先はインドへ、正月休みを利用して独りで旅立った。楽しみと不安な気持ちで あった。空港に向かう新幹線車中で飛行機出発に間に合うか焦っていた。空港に着くと往復の航空券を払い込み、搭
When I’m Sixty-Nine
When I'm Sixty-Nine 私が69歳になってもはじめに
七十歳を目前に控え、自己史を記しておきたいという思いが湧いた。還暦から70歳までの十年間と誕生した0歳から10歳までの十年間を時系列で較べ、自己対話する形式で物語を書けたら面白いかも知れない。還暦とは赤ちゃん誕生時に戻るとの教えに因んで、検証してみたい。
過去を振り返る際、記憶のディーテールが加齢と共に薄らぎ、剥落する可能性