2019年4月14日J1リーグ第7節ガンバ大阪対浦和レッズDAZN観戦の感想
今日はスタジアムに行くつもりだったのですが風邪のため自宅でのDAZN観戦となりました・・・。今年はなかなか見に行けないなあ・・・。
さて、ガンバは神戸戦・広島戦と連敗し、しかも大量失点が続いています。ミッドウィークに行われたルヴァンカップでは早い時間に倉田が退場になりながらも1−1でしのげましたが、その守備意識を今日の試合に持ち込めるかどうかが鍵になりそうです。
前節後の予想では三浦かヨングォンが外れるのではないかと思いましたが、菅沼が外れて三浦・ヨングォンのCBコンビとなりました。右サイドバックにオ・ジェソクが復帰しましたが、今日のポイントとしてはボランチに今野が復帰したことでしょう。去年の9連勝のスタメンとほぼ同じ(ファビオ→ヨングォンのみ変更)に戻りました。高が外れたのは残念ですが、控えにも入っていないのでもしかしたらコンディションの問題でしょうか。控えには渡邊千真も入っていないのが気になります。フォーメーションは4−4−2なら遠藤今野のダブルボランチで、4−2−3−1なら遠藤トップ下、ボランチ倉田今野でしょう。
DAZNの中継冒頭でガンバとレッズのナショナルダービー云々という話をしていましたが、そう呼ばれたのも昔ですねえ・・・。2014年の優勝争いや、その翌年のプレーオフなどありましたが、かつてイビチャ・オシムに「ナショナルダービー」とまで言われたほどの熱さ・ギラギラさが両チームともないのが残念です。浦和は一昨年にACL取っているのが羨ましいです。
それはともかくキックオフ。倉田が左サイド前方にいるので4−4−2のようです。遠藤も低い位置にいます。
ガンバがボールキープする時間の方が多いですが、優勢とまでは言えない展開です。ボールキープしている割にチャンスはカウンターの方が良い感じなのが微妙なところです。
浦和も攻めるシーンはありますが最前線にまでボールを運んだときにボックス内まで侵入していくのが興梠プラス1人くらいなのでガンバ守備陣もそれほど怖くありません。
個人的に不安だった、三浦・ヨングォンのCBコンビについては連携が乱れることもなく無難にこなしています。ルヴァンカップでも一緒だったのもあるでしょう。
31分にはアデミウソンがいい体勢からミドルを打ちましたが西川の正面でした。両チームともシュートまでなかなかいけません。
34分には自陣ゴール前に押し込まれましたが何とかしのげました。
42分に藤春が森脇の鋭いスライディングを食らい、回転しながら倒れたことで肩を痛めたようで、すぐに米倉が呼ばれて右サイドに入り、ジェソクが左に回ります。タックル自体は正当なものでしょうがないですが、ここ数年はずっと藤春がレギュラーでしたから、ガンバは左サイドの攻め方自体をやり直さないといけません。
アクシデントはあったものの前半はそのまま終了。
左サイドの攻め口を増やすには4−2−3−1にするのも一つの手ですが、果たしてどうなるか。
両チーム変更なく後半開始
基本的には前半と形勢変わらず、ガンバがボールを持ちつつも浦和がカウンターという感じです。
53分の右からのCKは今野が合わせますが西川に弾かれました。これは惜しかった。やはり今野は遠藤のプレースキックに合わせるのが上手いですよね。
58分にはCKからの続けた攻撃でアデミウソンがシュートを打ちますが入らず。
62分には武藤に打たれますが枠の外。武藤にはその前にもドリブルで攻め込まれましたのでちょっと怖い存在。
60分頃くらいから浦和がボールを細かくつないで攻めるシーンが多くなりました。全体的にガンバの守備が緩み始めているようですが、なんとかしのいでカウンターから69分に小野瀬のシュートなんて場面もありました。
しかしやはり浦和がボールの奪いどころを前目に移動させた感があります。ガンバからすれば低い位置でボールを奪われるので危険な臭いがする時間帯が続きます。
72分には遠藤のパスを受けたアデミウソンが打つと相手に当たって入りそう! でしたが入らずCKに。
その直後には山中のクロスから柏木のヘディングシュートという珍しい形でしたが東口が問題なくキャッチ。
80分にはジェソクの突破からクロスが流れたところを拾った浦和がカウンターを仕掛けますが、右サイドで受けた武藤がシュートブロックにあってガンバとしては事なきを得ます。ボックス左側にいた興梠宛てのパスを出されたら危なかったと思います。
直後に今野→高江への交代が行われ、さらにその直後にウィジョの単体カウンターでボックスまで持ち込みましたが打ち切れずCKに。
CKが防がれたところで、浦和が武藤→ナバウト、柏木→マルティノスの2枚替えを行います。
だんだん試合がオープンな感じになってきて、得点の気配が漂います。ガンバは藤春の負傷交代のため、残り交代枠は1つですから0−0なら無理をしないでしょう。千真もいませんし。
86分にはナバウトのシュートが当たってCKになります。
と思っていたら86分に倉田を中村に代えます。これはちょっと意外。セットプレーでは守備側は選手交代しないのがセオリーなんだけどなあ・・・と心配していたら案の定エヴェルトンに決められました。シュートの際に東口の前にいた興梠がプレーに関与してオフサイドではないかというラインズマンの判断がありましたが主審の判断はゴール。
こういうセオリーって迷信と片付けるわけにはいかないんですよね。入って来たのが若い中村というところも、守備の勘所に問題があるのかも知れませんが、宮本監督の判断は議論になるでしょうね。そもそもその前に今野を下げて高江を入れた判断も問題かも知れません。
試合終了間際には左CKに東口が頭で合わせるという見所もありましたが、結局敗戦となりました。
さて、ガンバは大量失点しなくなった代わりに点を取れなくなりました。アデミウソンはプレーを見る限り好調を維持しているようですが、ファン・ウィジョの調子が上がってきません。そもそもゴール前のシュートチャンス自体少なくなっているので単にウィジョのせいではないですが、一度は千真・アデミウソンの2トップを試してみてもいいのかもなあ・・・。
これでリーグ戦は3連敗となりました。順位は15位となり降格圏一歩手前です。まだまだ先は長いですが、去年のことを思うと余裕はありません。修正で改善する問題なのか、抜本的な変更が必要なのか、宮本監督の手腕に期待します。
次節は片野坂監督率いる大分とホームで20日に対戦です。片野坂監督はコーチ時代にガンバで数々のタイトルを取ってきましたが、監督としても優秀であることを大分で実証しています。J3から上げてきましたからね。そしてブレイク中の藤本も元々ガンバアカデミーというのもなんというか複雑な気持ちですね。
ところで、DAZNのJリーグの試合を1画面でザッピングしてくれるJゾーンというサービスというか放送があったはずなんですが、今無いですよね。いつの間に無くなったんでしょうか。結構楽しかったのに残念です。
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