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コア層が支える文化活動の在り方のニューノーマル

私の愛するガンバ大阪は、神戸との開幕戦で惜しくも敗れました。しかし週が明けてさあ名古屋戦だ!と思ったところで、新型コロナウイルスのPCR検査陽性により、水曜の名古屋戦も土曜の鹿島戦も中止になりました。

敗戦云々とは質が違った苦難に見舞われましたが、昨年からいくつものクラブにも起きたことですので、いつかはあり得るものとして覚悟はしていましたが、いきなりか!という思いもあります。

ただ、サポーターとしては変わらずクラブを支えていくだけしかありません。

ちょうどというのもおかしな話ですが、3月3日の試合中止の前日に、ガンバ大阪のクラウドファインディングが立ち上がりました。

ガンバ大阪創立30周年クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/gamba-osaka2021

いろいろな支援とその見返りがありますが、とりあえずは、30年記念誌への名前掲載30,000円のリターンを購入しました。新スタジアムの寄付金も50,000円出してスタジアム内への名前掲出してもらっていますので、これで新スタジアムと30年記念誌の両方を制覇したことになります。多分この2つの両方している人は結構いるんじゃないでしょうか。感覚的には似たような支援です。

あとの支援はどうしようかなと迷っていたところでした。今シーズンもシーズンパスは利用出来ず、というか今年ははなから存在せず、いつも使っていたお金が宙に浮いている形です。その分の消費の一環としては気持ち的には全くハードルはありませんので、残りの分は何にしようかな。とりあえずマグカップにしましょうかね。

コロナウイルスによる試合中止ということが無かったとしても、今年も変わらず厳しいクラブ運営が続くのはどこのJリーグクラブでも同じです。多分、サポーターもスポンサーも多くて大きいガンバ大阪はもしかしたらまだマシな方かも知れません。

Jリーグのファン層は年齢が徐々に上がっていて、ライト層の数が比較的少なくコアなファンの比率が高いことがちょくちょく問題視されていました。しかし、このコロナ禍における文化・スポーツ活動の厳しい状況を考えると、コア層が多いことが逆に助けられやすいこともあり得ます。

ライト層から広く浅く支えられる活動だと、支えている人たちも自分の支援が必要だという深刻さを共有するのは難しいでしょう。逆に数少ないコア層のファンは、自分が支えなければヤバい!という共通認識は持ちやすいはずです。

もちろん、社会自体が大変な状況ですので支援できる人も限られるはずですが、クラウドファンディングで支援を求めるJリーグクラブは去年からいくつもありました。

Jリーグは経済規模から言って、多くの文化・芸術・スポーツ活動分野では巨大なプレイヤーでしょう。マスメディアでの露出もありますので、知名度とファン層がちょっといびつと言えるでしょうか。それがむしろ功を奏するとしたら、純粋な営利目的ではない文化活動の在り方の、コロナ後のモデルケースになったりするのでしょうかね。

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