アイノカタチ
2020.2.22からもう4年が経ちました。
今日は1日早く記念日デートに連れて行ってもらいました。
「ヒロ、今日はね、絶対に時計買うよ。ヒロは俺の分を一緒に払わせてって言ってくれたけど、やっぱり俺にプレゼントさせてくれる?」
「でも高いものだし…」
「大丈夫だよ。ヒロはいつも俺のためにプレゼントもいろいろ考えてくれて、心のこもった手紙も書いてくれるのに、俺は忙しくて買いに行けなかったとか、ちょっと待ってねとか言いながら、全然お返しもヒロのお誕生日プレゼントもできていない。でもヒロはそれには何も言わず、一緒に居られることだけでもすごく喜んでくれる」
「だってそれが1番嬉しいから。デートの一回一回とか、抱きしめてもらえる幸せをもらってるよ」
「明日から5年目に入るだろ?一緒に居られない時も、左手を触ったら俺がいるって思ってもらいたいし、俺も左手を触ったらヒロが応援してくれてるって、そう思えると思うんだよね」
「いろいろ考えてくれてありがとう」
「なんかさ、今俺の方がヒロに夢中みたい笑」
2人でショップに入って、悩んで悩んで、無事に時計を買うことができました。ペアモデルがなかったので、同じブランドでお互いのものデザイン違いで選びました。
車に戻り、
「コウさん、ありがとう。ずっと大切にするね」
「ヒロ、開けてみて」
左手につけた時計は、とても綺麗で✨
いつもコウさんと手を繋いでいるような気持ちになりました。
「気に入ってくれた?」
「うん。とってもステキ」
「もう一つお願いしていい?」
「うん、いいよ。なぁに?」
「イチャイチャしたい…」
そういうコウさんの顔はなんだか照れていて、めずらしいなぁと思いました。
ホテルに入ってからも、コウさんはいつもと何か違います。
「どうかしたの?」
「いや、どうもしないよ。何かいろいろ思い出してたら、気持ちもあの日に戻ってしまったみたい。ヒロ、愛してるよ…」
4年前の今日、夕方に、突然コウさんからのライン。あれがなかったら、今の私たちはなかったかもしれません。
「ねぇ、なんであの日、あのタイミングでラインくれたの?用事があったわけでもないのに」
「なんでかな…俺からのアピールだったのかな。わからない。気づいたらラインしてた」
「先にアピールしたの私だよ」
「でもその前から気になる女性だった。これまで何百人っていうお客様に出会ってきたけど、1人もそんな気持ちになったことないよ」
「美人だなって思う人はいたけど、ステキだなとか気になるなって思ったことはないね」
「そうなの?」
「初めて会った時から俺のタイプの女性だったよ。ちょっとした表情とか仕草とか。かわいいなぁって」
「わたし印象が変わった?」
「一緒に過ごすようになって、ヒロのこと知って、あんまり喋らないでニコニコしてる人なんかなぁって思ってたけど、めっちゃ喋るし、すごくよく笑うやんって思ったし、俺が支えてあげなきゃとか引っ張って行ってあげなきゃって思ってたけど、実はその反対だったとか」
「騙されたって思ってる?」
「全然。そんなこと思わないよ。むしろそんな部分を知ってどんどん好きになって行ったんだよね。一緒に居て居心地がいいのはヒロだけだよ」
「そんなんだね」
「家にいても会社にいても、“俺”らしくいなきゃって苦しくなる時がある。だけどヒロが横で笑っててくれるだけで、心が楽になるんだよ。だからヒロにはあんまりかっこいい俺を見せれてないと思う。ごめん」
「かっこよく居てなんて思わないし、逆にカッコ悪いなんて思ったこともないよ。かわいいって思うことはあるけどね」
この4年間でお互いいろいろと環境が変わって行き、その度にそれでも2人で一緒にいることを選んできました。
人は好きになったら3年は好きが持続するそうです。だからまた好きなところを見つけたら3年ずつ“好き”が延長するんだって。
って話をコウさんにしたら、
「だったら3年ごとに小分けに出していくわ。そしたらずっと好きで居てもらえるだろ?」
今日はこんなに幸せでいいの?って思う1日になりました。
新しい車の助手席にも乗せてもらったし、運転席にも乗せてもらいました。
最後、高速を降りてから駅までは、ずっとコウさんが手を握ってくれていました。温かい大きな手。私の宝物です。
その温もりをしっかりと感じながら、
「もう着いちゃう」
「次は温泉行くぞ。またヒロを独り占めするの」
「コウさん、ありがとう」
「ヒロ、行ってきます!」
バイバイ じゃなくて、
またね じゃなくて、
コウさんはいつも『行ってきます』って言ってくれます。帰るところはお前のところだよっていう意味なんだと思います。
🎵アイノカタチ(MISIA)
星の数ほどの中
ただ1人のあなたが心にいるんだ
あのね あのね
ずっと 大好きだよ
大好きだよ ありがとう
今日コウさんに伝えたかった言葉です。受け取ってくれたら幸せだな。
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