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木下 浩之
2020年7月11日 23:41
1年ほど前、通勤電車のドア横にある広告に衝撃を受けた。そこには「美しく走る。」の一言。そしてドアの反対側には、美しい自動車の写真。あまりの潔さ。そして、それで完成されていた。それ以上の言葉は不要だった。「美しく走る。」とその自動車の写真だけですべてを物語っていた。僕は運転は好きだが、特に車に詳しいわけではない。しかし、街中でふと見かけたときに直感的に「あ、XXXっぽい」と分かる
2020年7月4日 16:26
「花には香り、本には毒を」ずっと前に出口治明さんが紹介されていた、現代思潮社の広告コピー。文学作品を読むとこの言葉をよく思い出す。文学には毒があり、ひとを癒す。さて、村上春樹さんの小説を読むのは、恥ずかしながらこれが初めてだった。つい最近、『走ることについて語るときに僕の語ること』というエッセイを読んだのを機に、今更ながら村上ワールドと呼ばれる作品に触れてみたいと思ったのがきっかけだ。