「発達障害の人たちはなぜ疲れやすいのか?+改善方法は?」

皆さんこんばんわ。
月曜日いかがお過ごしでしょうか?
今回は土曜日から月曜日かけて書いてみました。


0発達障害について

ADHDの特徴については

ADHD(注意欠如多動症)は、子どもだけに見られるものではなく、大人になってからADHDと診断されるケースもあります。

子どものADHDというと「衝動的に話し出す」「じっと座っていられず動き回る」などの特徴が一般的です。

一方、大人のADHDの場合、注意の持続が困難あるいは細部まで注意が向かないために、仕事や家事でのケアレスミスや物忘れが多いといった特徴が見られます。

ADHDの特性を持っていても、子どもの頃には症状が目立たずに見過ごされることがあります。そのため、成人後、就職や結婚などでライフステージが変わり、人間関係や行動範囲が複雑化した際に対処しきれず、問題が表面化して症状に気づくケースも少なくありません。

発達障害ADHDを発症している大人たちの困りごとは次のようなものが挙げられます。

●騒音や雑音があるとすぐに注意が散漫になる

●周りが気になって目の前の仕事に集中できない

●仕事や家事などで優先順位をつけることや、その通りに実行することが難しい

●短気で、些細なことで自分を見失うことや、突発的に怒り出すことが多い

●課題を遂行できず、途中で投げ出してしまう

●衝動買いをしてしまう

●約束の時間に遅れる、約束を忘れる、締め切りや期限に間に合わない

●鍵や財布などをしばしば紛失する

●仕事や生活で忘れ物が多い

●注意力や集中力に欠け、他人と話していてもストーリーを追えない、内容を忘れてしまう(他人から話しかけられても、話を聞いていないように見える、と指摘されることが多い)

●単調な仕事や読書、計算を持続することが苦痛

●他人の話をさえぎり、一方的にしゃべり出してしまう

ADHDは3種類のタイプに分かれます。

●不注意優勢型

いわゆる「うっかり」間違いが多いタイプです。

忘れ物をしたり、約束を忘れてしまうということは、誰しも経験があると思います。

しかし、ADHD の方の場合、うっかりの度合いが大きかったり、頻度が高かったりします。

気がそれやすく、物事に長時間集中し続けることの苦手さがある場合もあります。また、整理整頓が苦手な人もいます。

●多動・衝動優位型

ひとつの物事にじっくり取り組んだり、ひとつの場所にじっと留まることを好みません。

つい貧乏ゆすりをしてしまったり、じっとしていても内心は落ち着かないことが多くあります。

気持ちのコントロールが効きにくい場合があり、カッとなって言い返してしまったり、後先考えずに思ったことを伝えてしまうことがあります。

じっくり計画を立てて行動するよりも、思いついたら即行動という場合が多いでしょう。

●混合型

「不注意」と「多動 / 衝動性」の両方の特徴を持つ場合です。

ASDの特徴は

ASDの人は、学校や職場など社会の様々な場面で人とのコミュニケーションや関わりに難しさが生じることが多くあります。また興味や関心が狭い範囲に限られやすく、独特のこだわり行動や振る舞いが見られることもあります。

他にも五感などの感覚が人よりとても敏感に感じたり、逆にほとんど感じない分野がある人もいます。

このような特性は人によってどの特徴が強く出るか、またどの程度の強さなのかもまちまちです。全く同じタイプの人は二人といないと言ってもよいでしょう。

基本的に生涯これらの特性を持ち続けますが、大人になり求められる行動基準が高くなってから初めて困難さが明らかになることもあります。

主な特徴は

●グループでの業務・活動が苦手

●やり取りがうまくかみ合わない

●自己流で物事を進めたがる

1発達障害の人たちはどういう所に疲れやすいのか?

●ADHDで困ること

予定や計画の管理が苦手→周りの人からバッシングを受けたり、お節介だと思われたりする。

「うっかり」ミスが多い→周りの人からバッシングを受けたり、お節介だと思われたりする。

重要な予定や締め切りを忘れてしまう→周りの人からバッシングを受けたり、お節介だと思われたりする。

仕事中、集中を保つのが難しい→周りの人からバッシングを受けたり、お節介だと思われたりする。

●ASDで困ること

抽象的な指示を理解できない→抽象的な内容しか分からないので周りの人からバッシングを受ける。

臨機応変な対応が苦手→自分の想定していた事以上に柔軟に対応しないといけないので追い付かなくなる。

音・匂い・色・肌ざわりが気になる→

パソコンのキーボードをたたく音や空調の音などいわゆる生活音を非常に敏感に感じる方がいます。生活音の他にも蛍光灯の光や化粧品のにおい、衣服の肌さわりなどに敏感でそのままでは仕事や生活が困難な方がいます。

職場での人間関係に苦労する→

人間関係を築くことが苦手な方が多く、職種、職場によってはシビアなコミュニケーションが必要とされる場合もあり働き続けることが困難なケースが見られます。

「適当に」仕事ができない

いい意味で言うとお仕事に対して完璧主義、常に全力投球という方がいます。

一方で、手の抜き方がわからずに疲れすぎてしまう、少しのミスが許せず自分を責める、あるいはミスをした他者を責めてしまうことがあります。

また、中には物事に集中しすぎてしまう(過集中)方がおり、一度集中のスイッチが入ると時間の経過を忘れ、気づくと今度はスイッチが切れたように疲れ切ってしまうというタイプの方がいます。

2一般の人と接していて一番苦労するのは?

●家族や組織や団体から孤立させられること。

●自分の考えが話が合わないこと。

●周りから努力していないと思われてしまうこと。

●こちらの努力を可視化しづらいこと。

●家族や知人や友人は自分のことを理解してくれない。相手によっては戯言や言い訳に聞こえるみたいです。

3日常面の改善するところは?

2「一般の人と接していて一番苦労すること」でストレスや不安を無くすために

●浪費したり、複数の性的パートナーを持つ(望まぬ妊娠や性病のリスク)ことだったり、アルコール、ギャンブルへの依存したり、暴走行為したり、課題が提出できなかったり、遅刻、欠席したり、転職を繰り返してしまうことがあります。。

※昔の自分も浪費したり、借金したり、住むところがなかったり、お金を持ってなかったり、ジョブホッパーになったりしてめちゃくちゃ苦しい時がありました。

日常の改善は?

●気の合う友人・知人と過ごす→「自分の話を聞いてくれる人、自分を応援してくれる人、この人といると安心していられる人がオススメだと思います。」

●安心して過ごせる場所・過ごし方を多く見つける→自宅、就労移行支援所、実家、喫茶店、ネットカフェ等

●家族からのサポートを得る→本人だけ主治医にかかり、サポートを受けるだけじゃなく本人と家族と一緒に主治医にかかり、サポートを受けるようにする。

相談する前に本人の「何に困っているか?」をノートで簡略した文章にした状態で相談したほうがいいです。

※僕の場合は自分で調べてこれなら自分でもやれると思えるものを真似して自分で対策しています。

病院はあくまで薬を貰うことと大きな悩み相談をするだけにしています。


●一人で過ごしている「友人や家族や知り合いがいない」場合は?

→一人でいることは不安や失敗を恐れることは分かります。

しかし、自分の身を守るためには自分に向き合うことです。

自分の向き合い方については「自分の内側に眠っている者を引き出すには?」の3「自分の内側に眠っている者を引き出すには?」を見てください。


●障害者グループホームを利用している場合は?

障害者グループホームとは?

障害者総合支援法で定められている障害者福祉サービスのひとつです。 

グループホームの中には入居者の他に、食事・入浴・排泄などの準備やお手伝い、お金の管理等をサポートしてくれるスタッフや、日常生活を送る上での身の回りの介助サポートを行う生活支援員がいるところもあります。


グループの種類は4種類あります。

●介護サービス包括型

●外部サービス利用型

●日中活動サービス支援型

●サテライト型

障害者グループホームでは

日常で困っている場合は生活支援員に相談すると良いと思います。

 仕事のことで困っている場合は就労に携わっている専門家やスタッフの方々に相談してみましょう。

ある程度自分で直せる場合は自分で工夫して解決していきましょう。

4仕事面で改善するところは?

ADHD編

●予定や計画の管理が苦手の場合

1予定や計画そのものに無理がある場合

タスクにかかる時間や優先順位づけを考え直すことが必要です。

計画にかかる時間が適切に取れているか、優先順位はつけられているかを確認しましょう。

優先順位をつける際は、締め切りが速いものや重要度の高いタスクの優先度を上げましょう。

可能であれば、第三者の意見を取り入れるようにしても良いでしょう。


2「予定や計画は適切だが想定通りに進まない」の場合です。

その場合は、都度計画の立て直しが必要になります。

最初に計画を立てる段階で、「〇月×日までに~~まで終わっていなければ上司に相談する」などの対応策を考えておきましょう。

また、職場では想定外の予定が入るなどして当初の予定が崩れていくこともあります。


●うっかりミスが多い場合


まずはどのような状況でミスが出やすいか確認、分析を行いましょう。

そして、特にミスの出やすい状況になった際にどのような対策をすれば良いか考えましょう。

考えた対策を箇条書きなどにしてチェックリストなどを作成して確認するようにしましょう。

他の人にチェックをお願いできるようであれば、早めにチェックをお願いすることも有効です。

完璧を求めすぎてもいけません。

「うっかり」を完全になくすことは、どんな人にとっても難しいことです。

うっかりミスを防止する工夫を考えつつ、「ミスした後にどう対応するか」を考えておくとよいでしょう。

●重要な予定や締め切りを忘れてしまう場合

「タスクリストを作成し会社のデスクなど常に確認できる場所に置く」、「口頭での指示は都度メモを取る」などして忘れることのないようにしましょう。

メモを取ることが苦手な場合は「音声録音」をしたり、口頭ではなくメールやメモで指示をもらうようにしましょう。

また、スマートフォンやPCのリマインド機能を利用するのも効果的です。



●仕事中、集中を保つのが難しい場合


「1時間ごとに5分の休憩をとる」などして短時間集中を繰り返しできるようにして、結果的に長時間の作業を行えるようにしましょう。

その際は、時間の経過が視覚的にわかるようにタイマーなどを使用すると効果的です。

他の人の話し声や動きが気になってしまう場合は、デスクにパーティションを置き受け取る刺激を減らすようにしましょう。

大きなパーティションでなくても、卓上サイズのものでも効果があります。

ASD編

●抽象的な指示を理解できない場合

抽象的で分かりにくい部分について上司や同僚に相談できるスキルが必要です。新規の業務ではない場合、これまでの実施された同様の業務の例を参考にしてみるとよいでしょう。

また、可能であれば、具体的な数字を入れて指示してもらうように依頼しましょう。例えば、「〇月×日の△時までに〇〇個」などです。

●臨機応変な対応が苦手な場合

「〇〇が起こったら××」というように場面ごとにどのような対応するのかあらかじめ書き出して対応マニュアルを作成しましょう。

ただし、マニュアル化をしていくことにも限界がありますので、優先順位のつけ方や対応方法などを上司や同僚に確認する、というスキルがある程度必要です。



●音・匂い・色・肌ざわりが気になる場合

光の刺激に弱い場合はサングラス、音に過敏な場合はノイズキャンセリング機能付きのイヤホンなどを利用しましょう。

制服を着用しなければならない場合、肌触りが気になるようであれば制服の下にTシャツなど別の衣類を挟みましょう。

可能であれば職場に相談しながらなるべく音の刺激が少ない(窓際など)場所にデスクを置くなどの配慮をしてもらうようにしましょう。



●職場での人間関係に苦労する場合 

まずは仕事でしっかり成果を出すことを心がけましょう。職場は成果を求められる場所です。しっかり働いて仕事に貢献できていれば基本OKです。

仕事ができていれば上司や同僚から信頼を得られ、普段の振る舞いが少々規格外であっても好意的に見てくれます。

また、仕事ではチームで仕事をする場合があります。チームメンバーとして仕事をする場合は、リーダーや先輩から聞いたことを確実に実行するというスタンスでいれば間違いありません。

また仕事に必要な内容であればリーダーや先輩から受けたアドバイスを素直に受け取り、行動を変えることにも是非チャレンジしてみてください。



●「適当に」仕事ができない場合

仕事にかける目安の時間を上司と打ち合わせしておき、事前に打ち合わせた時間までに完成したものをチェックしてもらうようにしましょう。

その時点で上司のOKが出ればその仕事は完了、NGがある場合は、どこをどう直すかアドバイスをもらい「頑張りすぎ」を防ぐようにしましょう。

「過集中」になってしまう方は、「休憩すること」をスケジュールに組み込んだり、アラームなどを使って休憩時間と業務時間を意識的に区切るようにしましょう。

今日はここまでにします。
皆さんお休みなさい



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