【初めてのIndeed広告】最初はどの程度予算をかけていくべきか?
HRチャンネルの澤田です。
今回は、Indeedに求人を掲載したい!と思った時に、最初はどのくらいの予算から始めるべきか?ということについて、お話をしていきたいと思います。
こんな質問、結構よく伺います、
営業の方からIndeedに掲載しませんか、という電話がきたけど、予算を聞いてみたら思ったよりも高額でびっくりした。
でも、これぐらい広告費用かけないと、人なんてきませんよ、やる意味ないですよ!
と言われてやってみたけど、全然応募が来なくてもうやめてしまった。
あれって適切な価格だったんですか??
提案が良いか悪いかは一旦置いておいて、営業さんの広告出稿に関する考え方や、会社の営業の方針によっても、おそらく初回に提案される予算は大きく変わると思います。
本当にその担当者はそれが良い、と思っているかもしれませんし、会社の方針で◯◯円以上で仕事を取ってこい、と言われているかもしれません。
Web広告というのは、お金を使おうと思えば、100万円でも1000万でも使えますし、平気で莫大な損失を出せるツールなんですね。
なので、慎重に検討いただきたいです。
もらった提案に対して、それが妥当なものなのかどうか、自分たちで判断して、納得して、お金を投下をする必要があると思います。
もう、提案された内容をうのみにして大事なお金を投下していくことはやめませんか?
経験から判断できることももちろんあると思いますが、経験が無くても、ある程度判断ができるように、考え方と指標を今回はご提供できればと思っています。
初回広告費用の考え方について
まず、基本的な方針として、初回から大きく広告費用をかけることは、おすすめしていません。
過去に試したことがなく、データが無い場合、掲載してみないと成果なんてわかるはずがありません。
シミュレーションが手元にあったとしても同じです。
まずはテスト的にお金をかけてみて、実際のデータに基づいて増額、減額の判断を下していく、というのがセオリーだと思います。
いきなり高額な提案をしてくる人には注意が必要です。
Indeedを試してみたい場合の初回予算について
では、Indeedを試すときの紹介の予算について考えてみましょう!
この場合、大事なことは2つです!
先程もお話しした通り、最初から多額の広告費用をかけていく、というのは厳禁です。
ただ、初回の予算が少なすぎると、取得できるデータが少なすぎて、1か月試したのに、継続した方がいいのか、やめた方が良いのか、なにもわからない、という状況が起こります。
ちょっと難しいかもしれないので、サイコロで考えてみます。
サイコロで1が出る確率は1/6ですが、6回投げれば必ず1回出るでしょうか?そう、出るとは限らないんです。
1が2回連続で出ることもあれば、20回投げてもでない時もあります。でも1,000回、10,000回、100,000回投げていけば、本来の1/6の確率に近づいていきます。
こういうのを、確率の収束と言ったりします。
Web広告も同じです。
応募率が1%だとすれば、本来は100回クリックがあれば1応募入るはずです。でも実際は、300回クリックして1応募も入らない時もあれば、100回クリックして3応募入ることがあります。
つまり、クリック数が少ないとデータに信憑性がないので、応募が入らなかったからといって、Indeedは使えない、とは言い切れないということです。
ある程度信憑性のあるデータをとるには、ある程度お金をかけてデータを収集する必要があります。
あともう一つ、考慮しないといけないのは求人数です。
Indeedは求人の数が多ければ多いほど、広告が多く表示されて有利です。
求人数が多いと、少額でもクリックをたくさん獲得できます。
でも求人数が少ないと、なかなかクリックされません。
とはいえ、クリック数を獲得するために、予算を上げすぎると、費用対効果が悪くなって危険です。
といういろんなバランスがありまして、これらを踏まえて、予算を検討する必要があります。結論、ぼくはこんなイメージで考えています。
職種やエリアによっても変わるので、成果が悪くなりすぎない、かつデータをそれなりに収集できる金額、という目安です。
見ていただきたいのが、1求人あたりの広告費用です。
これが高すぎるとリスクを負いすぎている可能性があると考えますし、逆に安すぎると機会を逃している可能性がある、と考えます。
求人サイトを運用していて、求人数が多い場合は、ある程度強気な広告費用でも大丈夫ですが、求人数が少ない場合は、少額で臨んだ方が良いと思います。
最初は求人毎ではなく総求人数に対するデータ、という見方で考えると良いと思います。
例えば③だと100求人の塊に対して30万円投資した場合のリターンはどうだったか、と考えます。
ただ、求人が1つや2つしかない場合は、ある程度お金をかけないとデータがとれないので、1求人あたりの広告費用は高くなってしまうのは、仕方ないと思います。
あと、不人気業種やエンジニアのようなスキルや資格が必要な、そもそも採用単価が高い業種については、クリックが獲得しにくいので、予算をもう少し上げる必要があるかもしれません。
あくまでケースバイケースなので、この基準を参考に、カスタマイズして、ご検討いただければと思います。
ただ、提案された金額がこの基準から大きく外れている場合は、本当に妥当かどうか、ゆっくり考えてみたほうが良いと思います。
テストする期間について
次によくご質問を頂くのが、テストの期間についてです。だいたい3か月程度は見てもらいたい、と言われることが多いと思いますが、結論、ぼくも3か月程度見ていただくのが良いと思います。
理由として、収集できるデータ量と外的要因があります。
例えば1か月で、30万円の予算で広告を出稿するとします。
3か月あれば90万円分のデータを収集することができます。
90万円あれば、それなりに信用できるデータになると思います。
では期間を1か月にして1ヵ月で90万円かければ良いのではないか、という気もするんですけれども、3つの理由でおすすめしません。
まず、箸にも棒にもかからない可能性があります。
さすがに30万円かけて応募0、となるとIndeedとの相性、求人の条件、原稿とかですね、なにかがおかしい、噛み合っていない可能性が高いので、一旦広告を止めるべきだと思います。
その判断をする時間やタイミングを確保するために、一気に短期間で広告費用を投下するのはやめた方がいいと思います。
次にIndeedの広告では、短期間で大きな費用を使おうとすればするほど、効果が悪化します。
予算は短期間で使い切るのではなく、時間の力を使って、分散して投資した方が成果を悪化させることなく、データを取得することができます。
そして最後、外的要因ですね、ご経験ある方多いと思います。
よく広告は水物、という表現がされたり、4月は良かったけど5月は悪かった、だけど6月はまた良かった、というように、月によって成果が全然違う、ということが良く起こります。
これは求人をとりまく環境が変化することによって、成果が変わるということなので、1ヵ月でテストをしてしまうと、たまたま成果の良い月かもしれないですし、悪い月かもしれません。
なので、3か月の期間をもって、その平均値で、判断をするのが良いと思います。
では、まとめます。
初回のIndeedの予算の決め方は、最低限の予算かつ、データをしっかり収集できる予算で、3か月程度で試しましょう。そして実データをもとに、応募単価が想定内であれば、広告費用を増額していく、という流れが良いと思います。
急いで応募を獲得する必要があるケース
もう一つ、テストしている場合じゃない、かなり急いでいる、というケースについても触れておきたいと思います。
この場合は結論、過去の事例やシミュレーションを見て、予算のあたりを付けて、出向していくしかないと思います。
掲載期間、予算、職種、エリア、そして求人数を担当者に伝えて、過去事例を調査してもらうのが良いと思います。
ただ、過去の事例やシミュレーション通りになることなんてほとんどないです。あくまで参考値としてみてください。
仮に過去の事例で応募単価が1万円だったとすると、だいたい1万円~3万円ぐらいで考えるとはずしにくいと思います。
あとは必要な採用数、そのために必要な応募数、そのために必要な予算、と逆算していくと、予算がはじき出せると思います。
あとは原稿を考え抜くとか、できることをやって、あとは信じてアクセルを踏んでいくしかないと思います。
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