見出し画像

こどもの衝動的な他害について

【2022年にメモ帳に書いていたことで、2024年のいまならもっと寄り添える書き方出来ると思うけど一応それはそれとして載せてみます。】


こども、主に3歳~未就学児の衝動的な他害について書いてみようと思います。


0~2歳についても同様な事はあるが、今回は3歳~に絞ってみます。


友達との関わりの中で、自分の思い通りにならなかった時、または目の前に居たから、前を通られるのが嫌だったから等で衝動的に手を出してしまう、噛み付いてしまう子は居ます。


保育士がまずすることは、「行動の阻止」です。まずは他児を守ること、また本児に「他害しなくても気持ちをわかって貰えた」という成功体験(経験)を積ませることが大切です。


まずは、「噛み付くのはダメ!友達が怪我をするから!」としっかり"理由を添えて叱る"事が大切です。

その後に「こんな時はこうすればいいんだよ。こんな気持ちだったんだよね。」と、対処法を伝え、気持ちを代弁します。


「すごく嫌な気持ちになったよね!でも、絶対噛むのはいけないよ。友達が怪我をしちゃうから。」等、本児に寄り添う言葉がけも良いと思います。


この時に「自分が噛まれたら嫌でしょ?」というような、自分がされたら嫌なことはしないという高度な想像力を使うものは言わないようにしています。言うとしたら時間をおいて少し落ち着いてから、落ち着いた場所で話すようにしています。


兎にも角にも、保育士が「初手を阻止/制止」する事が大切です。3歳からは特に友達関係が複雑化し更にこどもは残酷なので、「〇くん/ちゃんって叩いてくるから嫌だ!もう遊びに入れない!」など起こりがちです。それを聞いたら本児も嫌な気持ちになりまた繰り返す。そしてまた遠巻きにされてしまう。負のループに陥ってしまいます。

そうなる前に、止めることが大切です。


しかし、子どものスピードというのは速く

瞬きしてる間に手を出してしまいます。

こればかりはもうチームワークや情報共有をして傾向と対策を練る以外ありません。


保護者の場合、例えば遊びの場でも同じように「まずは初手を止める」ことで他児を守り、本児に手を出さなくても理解して貰える成功体験を積ませます。

しっかりと理由を添えて叱り、対処法を伝え、気持ちを代弁します。

叱った時に癇癪を起こす場合は、少し落ち着きを取り戻してから対処法を伝えます。

1回で出来るようになる事はなく、何度も根気強く手を止め、伝え、となるので本当に大変です。

衝動的な行動は、行動を変容させることも難しいですが「手を出さなくても理解して貰える」そして「言葉で伝える事ができる」という経験が積み上がった時、次第に落ち着いていきます。


衝動的な場合は、本児の視野が極端に狭くなっているので他のことに気をそらすことも有効です。

例えば、手を出そうとした手を握って止めハイタッチをする、(ここで!?となるはずです)「どうしたのー!?」と聞く。

多分手の感覚で気が逸れ幾分話を聞きやすい状態になります。


同じように、手を繋いで横にブルブル、縦にブルブルして緊張をほぐしたり、

こちらが手をパーにしてあちらがグーで優しく叩き(強い場合は、優しく叩く強さを知らせます。)擬似スパーリングで気持ちを発散させます。手を下や上に動かすと本児も笑顔になると思います。


また深呼吸も有効です。こどもは自分で深呼吸をするのは難しいので、手を繋いで大きく胸を開いたり、後ろから手を優しく引っ張りあげるのもいいと思います。

肩をなでたり、一定のリズムでトントンとするのも良いです。


極端に急速に狭まった視野を広める事で、話を聞きやすく、聞かせやすくしたりします。


他害してしまう子どもを持つ親で、真面目に育児をしている人は相当辛いと思います。


・初動の阻止

・理由を添えて叱る

・対処法を伝える

・気持ちを共感、代弁する

・極端に急速に狭まった視野を広める方法を親子で知る(これをすれば落ち着くというルーティンを組む)


と少しずつ落ち着いていくかもしれません。

唐突に書いてみました。

【2022年ver.なので、また時間見つけて再度書いてみます。】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?