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超誰得ドット絵メイキング『栗』

本日はこのnoteでも最強ランクの不人気ドット絵『栗』のメイキングをおとどけします。どれくらい不人気かと言うと……今見たらスキ4ですって! ビッ"くり"ですね、栗だけに!

……。

そんなこと言ってるから不人気なんですよ!! イガグリ投げんぞ、コラッ(逆ギレ)

あーん。失礼しました。いくらスキ5以上は狙わない方針といっても、どうなんでしょうこれは? クオリティはそう低くなく、自分ではけっこうよく描けたと気に入っているだけに、この低評価はとても切なく、なんともイガグリ投げたい気分です。

ところで作者は「誰得ドット絵」なんて言って描いてますけどね、これは一種の「照れ」のようなものなんです。もちろん心のなかでは「誰得なんて言ってごめん、オレだけはお前のこと……」って、ね?(ね? じゃない)

そういえば"カノジョ"ができたときに「俺のカノジョ、ブスだから」とか「カノジョの作る料理が不味い」とかって半笑いで言う男ってけっこういるんですけど、あれ当の"カノジョ"に知られたら絶対許されないし、その流れでもし「誰得カノジョ(笑)」なんて言おうものなら刺されても仕方ないのではないでしょうか。

最近ではプーチンがウクライナへ侵攻したときや安倍元総理が凶弾に倒れたときに「あらゆる暴力は決して許されない!」なんて威勢よく言う人たちがいましたけど、あんなの超嘘、ただのキレイごとですよ。暴力は肯定されることもありますし、それで死んだら負けなんです。

もちろんうちの奥さんは超美人で料理も絶品です。なんだか背後に冷たい空気を感じる気がしていますが、冬も遠くないのでしょうか。

なにこの話?

話を元に戻すと、そもそもこの栗のドット絵は『合成モンスターを作ろう』企画でモンスター化する素材のひとつとして描いたものでした。ただし、そのなかで唯一かすりもせずに一切活用されていない、まさに誰得ドット絵の名に恥じない大物『超☆彡誰得ドット絵』だったのです。

もうね、「前途多難」としか言いようがありませんから、雑談に逃げたい気持ちも察してほしい! 前置きが長くなりましたが、そんなメンタルでのメイキングの始まりです。イガグリ……イガグリ……。

シルエットを描く

キャンバスを24x24ドットに決めたら、まずはシルエットを描きながら全体の"アタリ"をつけます。

手順①②

手順①では外周を描き、手順②では「つやつやボディ」部分とその下の"がさがさ"の……いわば「がさがさパンツ」部分を色分けしています。色はもちろんあとで見直すので、ダミー色です。

線画の段階だと「肉まん」ぽいし、せめて「皮をむいた栗」にでもすれば食欲をそそる美味しそうなドット絵にできたのに……と後悔の念が押し寄せますが、今さら言っても仕方ありませんね。

構造的な詳細部分を描き込む

手順③④⑤

手順③では"つやつやボディ"に縦線を描いていきます。この部分は丸い一枚の曲面ボディのようでいて、実はうっすら多面体のようになっているのでその区切りを示すためのラインです。

手順④では、"がさがさパンツ"部分にガサガサ感を加えます。

ところで、色があまりにダミーすぎたのは失敗でした。気持ちが入らないので、手順⑤では色を"本気色"に変えることにしました。栗のボディ部分の茶色はかなり赤いので、ほとんど赤といっていい色にしました。思い切りは必要です。

立体感をつけつつ仕上げ

あとは、色数を少し増やしつつ立体感をつけていきます。

手順⑥⑦

手順⑥では、まずパンツ部分のガサガサ・デコボコ感を強化しました。

手順⑦ではボディ部分の丸さとふくらみを意識しつつ、暗色を加えていって全体の明るさを暗め・黒めに落としています。

そして最後はボディ部分にハイライトを入れて「ピカッ」とさせたら、ドット絵『栗』のできあがりです。

完成!

もうちょっと黒くしても良かったんじゃないかな~と自分でも思うのですが、あまりリアルに黒くしすぎると他のドット絵と並べたときに目立ちすぎても困ります。まあこんなもんでしょう、ということで深追いはやめておくことにしました。

なお、このドット絵が合成モンスターの素材として使われなかった理由は、このとおりシルエットがどう見ても「スライム」だからです。そうでなくても、今のドラクエには「プリンスライム」という安直モンスターがいることを知って、こちらが素材として作成した『プリン』の行き場にとても困ったのです。

とはいえ、ぼくがこの栗のドット絵を気に入っているのは本当です。そこで、どうにかこの『栗』をモンスター化してみたいと思います。

いえ、これは「モンスター化」ではなく、「クリーチャ―化」と言ったほうが相応しいかもしれません! 「栗」だけに!

あ、イガグリ投げるのはやめてくださいね! あらゆる暴力は決して許されないんですよ!?

(つづく)


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