ボアアウト(退屈症候群)について
たまにちょっと真面目なことを書いてみましょう。
ボアアウトってご存知ですか?
出社しているのに仕事がない。暇。
自分じゃなくてその仕事。
成長を感じないなぁ、刺激が欲しい。
もしかして無能だから、仕事がないんじゃないか。
それです。そして、ちゃんと「退屈症候群」って名前があるようです笑 つまり、そこで悩んでいるあなただけではない。安心してください。
このループで、「どんどん自分って会社に必要ないんじゃないか?」「こんなので給料もらっていていいのか?」「暇そうだなあいつ・・・」って見られてないかな?ってな感じで、ぐるぐる悪循環の渦に呑み込まれていく。
これね、あんたとってもエライ。
そう思えることがとってもエライ。
至って真面目。
成長しよう、働こうという意志があるからこそ発生する
当然の感情なんですわ。安心してください。
自分もこうなることがある。きっと新社会人の子たちも、中堅もベテランもきっと同じような状況になることがあると思うので、己のメモを兼ねてに対策を置いておくので参考になったら嬉しいです。
原因
1.頑張りすぎ
っていうと語弊あるけど、要するに「充分頑張ってるよ」「あなたは何も悪くないよ」ってことを言いたい。
成長しようとしている気持ちに環境が追いついていないだけで、退化しているわけじゃないです。
とはいえ、モヤモヤすることだってありますわ。
自分に今できることを探してみましょう。仕事に活きるもの、自分のためのもの、いろいろあるはず。
2.自意識過剰です
これも語弊あるけど、要するに「みんなそこまであんたのこと見てないよ」ってことを言いたい。
「あいつ、仕事もしねえで本を読んでやがる。」「給料泥棒じゃん。」なんてわざわざ言ってくる人がいるのなら、その人はよっぽど性格が悪いか、喧嘩しようとしてきているので極端に言えば、引っ叩いていいです笑・・・無視していいです笑
案外、こっちが思っているほど周りはあなたのことを監視しているわけではない。して欲しいことがあれば、声をかけてくれるだろうし、していることに関してよくないと思ったのなら注意されるだけで済む。そこで死ぬわけではなく、次気をつければいいだけなので。
執着してくるやつは、「おおん。なんか羨ましいんだな?可哀想に。」って思っておいて、放っておけばいいです。
3.暇なのは会社の問題
経営者や役職者の方々を悪くいうつもりはなく、根本的な原因は、ほぼ組織の問題です。なので、
一切「仕事を作れないのは自分のせい」だなんて自責しないこと。
これが重要。こんなに働こうとしている人を適材適所に配置できない無能さを悔いるが良い!!!ぐらいに思ってしまってください。
原因はきっと粗方こんなところ。
じゃあ、暇な時何をするかって話ですが、成長意欲がある以上は学び続けて、インプットとアウトプットを滞りなく循環させていくことが一番健康的だと思います。
そして、今いる組織という狭い範疇の「自分」じゃなくて、もっと広い世界の中にいる1人の「個人」としての「自分」を成長させるっていう視点を持って、心を強く持って欲しいです。というわけで対策。
対策
1.学ぶ
至ってシンプル。「自分でテーマを決めて勉強」を会社でやる。です。
これ周囲の視線も気になるし、「ぶらぶらしてて申し訳ない」なんて気持ちにも駆られるんですが、そういうのは遮断するメンタルが何より重要です。
だって、自分に知識がついて「個」として強くなることができたのなら、それは組織にとってもプラスになるんだから、WIN-WINでしょ?
だから、堂々と本を読むし、動画を見る。
そりゃ「業務時間外にやれ」って人もいるんでしょうけど、そんなプライベートの時間の努力に依存されても困りますからね。それはやりがい搾取だと思う。
もちろん好きでやってて、仕事に昇華できるのならそれもいいことだけど、組織側がそれに依存してはいけないって話。
2.遊ぶ
新しい仕事の源は、「遊び」です。
何かプログラム言語をかじってみたら、
ちょっとしたゲームが作れるようになった。
仕事に使えそうなシステムが出来上がりそう
動画や画像を遊びで作ってみたら
自社でWeb広告を出してみる提案ができそう
提案資料で思い通りの画像が作れるようになった
自社SNSとかやってみたら面白いんじゃない?
きっと今いる会社にはなかった視点が出てくると思います。それは会社にとってプラスです。0だったものが1になるんだから。
無料でかじれるツールは探せばたくさん出てきます。たとえば
Progate。
遊びながらWebサイト作る言語、システム作る言語を学べる。
Figma。
Webデザインから紙面のデザインまでできちゃうツール。
やりたくて、自分でやってみたいことをかじって、後付けで会社の業務と紐づけてみるのもよし。
楽しく遊んで、新しい発見をしてください。必ず刺激になるから。
3.発信する
資料にまとめて「アイデアです!」って上司や同僚に出してもいいし、SNSやブログを書くでもいいです。得た知識や経験は、自分に落とし込むためにもアウトプットした方がいいです。数年後に振り返れる形に残して、やり切った自分を褒めるための証拠にしてください。
拙くたっていい。メモ書きでもいい。出すことに意味がある。
出したものに対して、意見が出たのならそれを基に磨きをかけて、もっと良いものを作っていって仕事にしちゃいましょう。
潰しにかかってくるような奴は、その小さなコミュニティの中でしか威張れない人なので、距離とって心とナイスアイデアを守りましょう。ここでウケないことは他でウケるかもしれない。勿体無い。
ここまでやりゃもう、自己成長を少しは実感できて、退屈症候群から一歩抜け出せているだと信じて、まとめに入ります。
まとめ
書いたことを振り返ると「なんだこいつ偉そうに言いやがって」って思いました笑
ただ、一重に「暇だ」「無能だ」「自分っていらないんだ」って自分を貶めてほしくなくて、あくまでもそれは「成長意欲」やら「生真面目さ」のようなポジティブでアグレッシブな感情から来ているものなんだって。
その状態になったときに思い出して欲しいんです。
1.叩き台を作れる人間が一番偉い
0を1にする
これができる人間がいない会社はいずれ衰退します。
ただこの先駆者的な人間。先鋒として、予算も兵力も持たされないままに新しい提案のアイデアを考案して、なかったものを創り出す人間。
いないと会社は衰退するはずなのに、孤独で協力者を得るまでに相当な時間がかかる。アイデアから走り出しているので、出した時にはボッコボコにされます。それが宿命です。
でもね、小さな事業で都度都度、創業社長になれるのよ。
協力者を得られた時、そのプロジェクト限定だけど、小さな会社になる。
それができる人間はどこへ行っても必ず活躍できる。
そう信じている。
2.その場で報われなくたっていい
流れる水は腐らない
必ずしもその会社に居続けるとは限らなくて、たとえば自分がやった資料作成や読書で得た知識から、新たな提案、制作物を作ってみたとして、それが刺さらなかった場合。
決して無駄だと思うのではなく、「自分の人生にとってプラスになる経験だった」と考えて、長い目で見たときに必ずその経験が活きる時がくると信じること。
そこまでのプロセスに嘘も怠けもなく大真面目にやったんだって、自分を褒めてください。動き続ければ淀むことも濁ることもなく、常に新鮮で居続けることができる。それができる人は、絶対に周りが放っておかないし、見ている人は必ず見ています。
3.最後に
私が、ここ2週間。まさに昨日まで、ボアアップ状態でした。
少し前までは、自力で周りを遮断して、学ぶという切り替えができていたのに社歴が長くなるほどにそういう視点や周りからの見え方を意識してしまい、視野が狭くなってしまう。
原点に戻って考えた時に、こういう「個」として強くあるという視点やあくまで会社のためでなく自分のための仕事であるということを思い出すことができたので、ちょっとだけ立ち直ることができた。
このボトルメールがWebという大海のnoteという海域を漂って、誰かのところに届いてくれたらいいなと思います。
以上、長く偉そうで、青臭い、そんな文章になってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。
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