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第17話 忘れていた過去

忘れられた過去


ハジメは大切な何かを思い出そうとする。

混乱する感情

ハジメは夢の中での体験に混乱し、目を覚ます。

心臓が激しく鼓動し、額には冷や汗が滲んでいた。

彼は夢がただの幻想でないことを直感的に感じていた。

ハジメ:気づかなかったのか?

ハジメ:気づけなかったのか?

ハジメ:なんでこんな大切なことを忘れていたんだ…

ハジメ:僕自身の過去の記憶…

ハジメ:「まさか…あのときの猫が…」

しかし、その記憶が現実のものなのか、それとも夢の中の幻想なのか、彼には見分けがつかない。

ハジメは過去の自分が言っていた言葉を反芻(はんすう)し、考え込む。

「答えは自分の中にある」とは何を意味しているのだろうか。

ハジメは最近の夢の記憶をまとめてみた。

ハジメ:僕の大切なことは…

ハジメ:過去の記憶だけじゃなかった

ハジメ:なんで僕自身の過去の記憶を

ハジメ:こんなにも疎かにしていたんだ?

ハジメ:なぜ僕自身の過去の記憶を思い出さなかった?

ハジメ:大切なことはそこにあった…

ハジメ:僕が選ばれし者

ハジメ:僕が導く鍵

ハジメ:僕の大切なこと

ハジメ:僕の使命

ハジメ:そして…僕自身の過去の記憶に…

ハジメ:真実がある!!

ハジメ:あのとき…か。

彼の心には疑問が渦巻いていた。

過去の終わり

ナビ:「あのとき」とは一体なんなのか?ハジメ自身の過去に迫る

タマの支え

ふと気づくと、タマが彼のベッドの隣で丸くなって寝ていた。

ハジメ:よく寝るな~タマは…

タマ:スピー…zzz…

ハジメ:寝る子は育つ!て言うし…

ハジメ:猫はそもそもよく寝るもんな…

ハジメ:別に不思議なことじゃないな!

タマ:グピー…zzz…

ハジメ:にしても…タマはどんな夢を見ているのだろうか?

ハジメ:タマの夢が知りたいな…

タマ:ヌピー…zzz…

ハジメ:……

ハジメ:あのときの猫は…

ハジメ:お前だったのか?タマ…

ハジメはタマの柔らかな毛並みに手を伸ばし、そっと撫でる。

その瞬間、タマが目を覚まし、大きな瞳でハジメを見つめた。

ハジメ:どうした!?タマ

タマ:みゃうみゃ!!

ハジメ:お…起きてたのか?

タマ:みゃう!

ハジメ:まさかね…タマ…

ハジメ:お前が、あのときの猫なわけないよな…

ハジメ:だいたいもう、あれから何年経っているんだ?

タマ:みゃうみゃ?

ハジメ:……

ハジメ:そういえば…

ハジメ:…たまにタマの言葉がわかる気がするんだ…

ハジメ:まぁ…気のせいだけどね!

タマ:みゃう…

タマの存在がハジメにとって心の支えとなり、彼の不安を和らげた。

自問するハジメ

ハジメは過去の記憶が蘇ったことに対して、自分自身に問いかけた。

ハジメ:全ては僕の過去に関係が?

ハジメ:なぜ…気づかなかった?

ハジメ:僕自身の記憶…

ハジメ:なぜ…思い出さなかった?

ハジメ:忘れていた記憶…

ハジメ:あのときの記憶がなぜ…今になって

ハジメ:僕の過去にある真実…

ハジメ:…自分自身を見つめ直すとき

なぜ、今になってこのような夢を見るのか?

夢の中で出会った人物は本当に自分の過去の姿なのか?

そして、その記憶が今の自分に何をもたらすのか…

ハジメ:そうか…

ハジメ:僕の冒険は…

ハジメ:「全てはあのときから…」

つづく。

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