Mt.桔梗

TRPGやったりする人。CoC、ネクロニカ、SW2.5、マギロギ。

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最近の記事

永い後日談のネクロニカ:ドール構築論(制御編)

はじめに 上の記事で、大まかにドールにどのような役割が存在するかを説明した。今回は4種類の役割の中から制御役のドールの構築について考察していく。  なお、上の記事ではルールブックにあるマニューバのみの構築例を載せたが、今回以降はサプリ「歪曲の舞踏」にあるマニューバも使用していく。 制御役の役割 ネクロニカにおいて、一般的に手駒は姉妹よりも多数で徒党を組んで襲いかかってくる。撃破役が1対1での戦闘に特化しているのに対し、1体多の戦闘に特化したのが制御役であり、定義としては撃破

    • クトゥルフ神話TRPG:6版→7版への探索者のコンバート

      はじめに 「新クトゥルフ神話TRPG」が発売されて早九ヵ月が経つ。巷の卓募集などを見ても、「クトゥルフ神話TRPG」(以後、6版)と「新クトゥルフ神話TRPG」(以後、7版)の募集はおおよそ半々で、まさしく過渡期にあると言って差し支えないだろう。  しかし、両方遊んでみるとわかる事だが、実のところ6版と7版ではシステムは根本的に刷新され、ほぼ別ゲーと言い切って良いほどに異なっている。乱暴に言えばWindows XPからWindows 10に更新するようなものだ。  システムが

      • 永い後日談のネクロニカ:ドール構築論(撃破編)

        はじめに 上の記事で、大まかにドールにどのような役割が存在するかを説明した。今回は4種類の役割の中から撃破役のドールの構築について考察していく。  なお、上の記事ではルールブックにあるマニューバのみの構築例を載せたが、今回以降はサプリ「歪曲の舞踏」にあるマニューバも使用していく。 撃破役の役割 まずネクロニカは戦闘のあるゲームであるからして、敵を倒せなければクリアできない。そのため、絶対に必要になるのが手駒(特に、強力なボス)を倒すことができるドールである。  定義は複数回

        • 永い後日談のネクロニカ:ドール構築論(基本編)

          はじめに この記事では、永い後日談のネクロニカを始めたばかりで、ドールの作り方に悩んでいる方向けのドール構築の基本事項に関して触れる。  ドールは性癖で作るのが一番なのだが、それでも姉妹に貢献したいのが人情というもの。  ネクロニカは分業が進んだゲームであり、姉妹への貢献とは役割をどれだけ果たせるかにかかっている。今回は、その役割について解説していく。 役割の種類 役割は主に4種類に分類される。厳密には同じではないのだが、ここではD&Dにおける呼び方「撃破、制御、防衛、指揮

        永い後日談のネクロニカ:ドール構築論(制御編)

          永い後日談のネクロニカ:ダメージ計算式

          はじめに 永い後日談のネクロニカというゲームにおいて、マニューバの性能として最も重要なものは、それがどれだけのダメージを出せるか?という事である。 しかしながら、余程深く構築に関して考察しているような人であっても、 最小ダメージと最大ダメージ程度までの考察に留めているのが実情である。 それはなぜか? ネクロニカのダメージ計算って滅茶苦茶ややこしいからである。  今回は、曖昧に扱われることが多かったダメージ期待値にメスを入れ、 統一されたダメージ計算式を作成する事にする。

          永い後日談のネクロニカ:ダメージ計算式

          永い後日談のネクロニカ:強いマニューバとは?

          はじめに 永い後日談のネクロニカをある程度遊んだプレイヤー(NC含む)は、皆ある事を知っている。 それは、ネクロニカはマニューバ間の強さのバランスが偏ったゲームであるという事である。 どのマニューバが強いか、を感覚的に理解している方も多いであろう。 何しろ強いマニューバは明らかに強い。  しかし、いざどのマニューバが何故強いのかを説明しようとすると、答えに窮する方も多いのではないかと思う。 何しろネクロニカというシステムは、一見シンプルなルールながらその戦闘の実態は複雑怪奇

          永い後日談のネクロニカ:強いマニューバとは?