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職場のチームワークに悩んだら【働きかた講座#1】

こんにちは、KAtsuhiroです。
今回は「職場のチームワークに悩んだら」というテーマです。
チームワークの上手くいかず悩んでいるマネージャーの方や、人間関係やコミュニケーションが苦手な従業員の方へ、
どうすればネガティブなチームワークを変えられるのか、参考になるようにまとめました。

動画を見たあとにnoteの記事を読むと、より理解が深まります。

今回が初めての試みです。皆さまからのご意見をいただき、より良いコンテンツにしてきたいと思います。ご感想などいただけると嬉しいです。

動画視聴


いまあなたの職場で、チームで行う仕事はありますか。

士業やコンサルタントの方は、仕事の専門性が高く、個人の裁量が大きいので、職場でチームを組むことは多くはないかもしれません。

一方で、大企業や職場のルールがきちっとしている会社ほど、
業務フローや作業の手順が決められていて、
チームで共有する作業が多く、
職員同士のコミュニケーションが重要になります。


なぜチームワークが必要なのか。

動画「4匹のアリ」を見て、皆さまはどのように感じましたか。
チームワークが必要な理由として、以下の3つがあげられます。

  • 補い合い

  • 助け合い

  • 高め合い

以下では、その内容について解説していきます。

・補い合い

メンバーと作業を協働することで、起こりうるリスクに気がつき、
ミスが起きるのを未然に防ぐことができます。

例えば、二人で荷物を運ぶとき、ひとりが荷物を持つことに必死でも、
もうひとりが周りを見ていれば、起こりうる危険を予知することができます。

このようにメンバーとの補い合いによって、仕事のミスを減り、仕事の正確性が高まります。
また、大きなプロジェクトに取り組む際にも、メンバー同士が苦手な部分を補い合うことで、効率的に仕事が進められます。

補い合い、助け合い、高め合い

・助け合い

ひとりではやりきれない程の仕事を抱えたとき、
チームを組んでいれば、メンバーと作業をシェアすることできます。

例えば、期限の迫った資料を、徹夜して作り上げたが、翌日読み返してみると誤字脱字だらけだった。
そんな経験が皆さんにもあるのではないでしょうか。

チームで仕事をシェアし、時間に余裕をもって仕事をした方が、完成品の質は高まりますし、
メンバーに一部の作業を任せることで、自分にしかできない仕事に集中することができます。

・高め合い

時には仕事に集中したいときもありますが、
モチベーションを高く維持して、
ひとり孤独に仕事を続けるのは、なかなか難しいものです。

もしメンバーが近くにいて、
「あのとき、こうしたのは良かったね!」と、
あなたの様子を見て、コメントをくれる人がいたら、やる気が出るし、仕事を見直すのにも役立ちます。

そうすると、どんどん仕事が楽しくなって、
「新しいことにチャレンジしてみよう」
そんな気持ちになれそうですね。


理想のチームワークをつくるためのポイント

「チームの目標が達成されればそれでいい」
これでは良いチームワークとは言えませんよね。

理想のチームワークつくるために、どうすれば「補い合い・助け合い・高め合い」が実践できるのか、まとめていきます。

まず取り組んで欲しいのが、
一人ひとりが自分の役割や取り組む業務を明確にしておくことです。

・チームから求められていること
・顧客から求められていること
・その仕事をいつまでにやらなければいけないのか、等

まず自分がやるべきことや、抱えている業務が明確でないと、
チームで連携して、仕事をすることはできませんよね。

各々が自分の役割を全うする、メンバーが困っているときにはサポートする

そして次に取り組んで欲しいのは、メンバーの仕事の進捗状況を見て、
あなたがサポートできることはないか考えることです。

・その人の代わりに、又は協力できることはあるか
・自分の知識や経験が役立てることはあるか
・メンバーの手が止まっていたら声を掛けをする、等

メンバーが困っている時には手助けできるように、
自分の仕事ばかりに集中せず、余力を残すように心がけましょう。

繰り返しになりますが、
各々が自分の役割を全うすること、
仲間が困っている時にはサポートすること。

これを意識することで、自然とチームが協力し合えるようになっていきます。


チームワークが発揮されない原因は何か

もし、あなたの職場でチームワークが上手く発揮されていないのなら、

  • 人間関係

  • 作業の進め方

この2つに問題がないか、点検することをお勧めします。
詳しくは、以下を参考にしてください。

苦楽を共にする、掛けがえのないメンバーでいるためには

・人間関係

職場には生まれも、育ちも違う人たちが集まります。

だから、時には性格や仕事との向き合い方が異なる、
相性のよくない人と一緒に仕事をすることもあるでしょう。

しかし、イライラした気持ちのまま、我慢して仕事をしていると、
その人との人間関係が負担になり、仕事に集中できなくなり、
あなたの持ち味が発揮できなくなってしまいます。

もし人間関係があなたの仕事に支障をきたしているのなら、
以下のような対策をとりましょう。

・原因になる人と物理的、精神的に距離をおく
・管理者(リーダーやマネージャー)に困りごとを伝え、介入してもらう

人と人のトラブルは、あなただけの問題ではありません。
現状を変えるために、行動を起こしましょう。

①思考プロセス(行動が先か、考えるが先か)
②言葉(口癖、言葉の言い回し)
③人となり(笑い方、働く目的、コンプレックス等)

参考:職場の人間関係でストレスになりやすいポイント

・仕事の進め方

人事異動や中途入社した際に特に起こりがちなのが、仕事の進め方によるトラブルです。

具体的例を挙げると、

既存のメンバーはこれまでのやり方に倣うように言うが、
異動や中途で入ったメンバーからすると、
合理的ではないのでやり方を変えるべきだと反発する、
といったものです。

些細なすれ違いのようですが、これが慢性的に続くと、
メンバーの関係性がギクシャクし、仕事のやりづらさに繋がります。

もし作業の進め方についてで、
個人間のトラブルがあるのなら、暗黙のルールではなく、
理由があって守らなければいけないルールになるように、
組織として決めることをお勧めします。

ただし、業務に支障がないものならば、ルールで縛り過ぎないことも大切です。

・ファイリングの方法
・スケジュールの立て方
・仕事に対するポリシー etc.

参考:仕事の進め方でトラブルになりやすい事由


まとめ

今回は相談を受けたケースを参考に、チームワークの良いところ、改善のポイントをまとめました。

動画「4匹のアリ」のように助け合って仕事ができるといいですが、やはり人との関わり方は、人それぞれ価値観があります。

だからこそ、チームワークとはこうあるべきだと、決めてしまうのは良くありません。一人ひとりがどんな経験を持ち、どんな働き方を求めて組織に入ったのか。チームのメンバーが、お互いにちゃんとそれを把握して、オーダーメイドで人の距離感仕事の役割を決めていくと良いでしょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆さんが最後のアリの絵のように、大きな仕事をやり遂げて、思わず祝杯をあげたくなる。そんな掛けがえのないメンバーと、あなたが人生で出会えることを願っています。


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